都会で働くか地方で働くか、どちらも働いたことのある私にとってこの選択肢は悩みどころです。なぜならどちらのメリット・デメリットも知っていますし納得のいくものだからです。幸いにも田舎ではなく地方なのでその点は救いです。本当の田舎の場合、つまり周りは田んぼで、駅は無人駅という場合だとまた話は変わってくるからです。ただし田舎の場合は自動車があるでしょうし、それを使えば大抵はある程度の地方まで動くことは可能なはずです。
目次
都会で働くメリットとデメリットを考えてみる
私自身はインターネットでしか仕事をしたことが無い、といっていいほどデジタル人間です。企業ではアフィリエイトからSNS、ネットショップからホームページ制作など、まさに旬(?)な仕事をしてきました。もちろん東京や大阪にはこれらの会社はごまんとあり、仕事には困らないでしょうし、ある程度はすぐに内定をもらう自信はあります。
しかし「引越し」というものは環境がガラリと変わり、そこに知人や友達がいれば過ごしやすいですがそうでない場合、単騎で戦うことになります。不安な事や心配事も多くなるでしょうし、住んだこともない町だとなお更です。東京や大阪はそれこそ北海道などに比べれば面積は小さいものですが、中心部より北と南というだけでもまるっきり環境が異なります。仕事を先に決めない限り、引越しも動こうにも動けません。
都会での仕事探しは例えばリクナビやマイナビなどの転職サイトから、ハローワークや地元の求人誌など様々な媒体があります。どこにでも言えることですが、きつい仕事、忙しい仕事、大変な仕事というものは外からでは分かりませんし、入ったらブラック企業だったということもあるでしょう。
しかし私にとっては都会こそ仕事をする環境が整っている事実があります。地方や田舎ではその系の仕事はほとんどありませんし、あっても会社が貧弱なため辞める事になります。
新卒で都会へ行くなら全く問題ありませんが、ある程度の年齢に達するとよく考えて行動する必要が出てきます。親が健在なら今後の面倒はどうなるのか、本当に都会に出てキャリアアップに繋がるのか。求人は多いですが、運やタイミング・縁などで良さそうな仕事が見つからない、という可能性もあります。
地方・田舎で働くメリットとデメリットを考えてみる
地方、つまり地元での強みは何と言っても「実家から通える」という点です。実家から通えるという事は家賃が浮きますし、病気をしたり倒れても最悪の事態を防ぐことも出来ます。都会の場合は特に一人暮らしの場合、家で倒れても放置状態になります。
もちろん実家の場合は、実家にいくらか入れますし自動車の維持費もかかってきます。どちらがよりお金が貯まるかについては、給料と家賃からある程度判断することが出来ます。
しかし地方や田舎の最大のデメリットは「仕事が無い」ということです。仕事は本当にないのです、あったとしても介護や医療関係、トラックのドライバーの運送業や工場のパート・アルバイトなどしかありません。楽そうな求人はありますが、生活はしていけそうにありません。地方ならまだしも、本当の田舎は暮らしやすい憧れとは程遠い場合もあります。
地方や田舎で仕事が見つからない時は、最終手段として作るしかありません。インターネットがあれば仕事も作れますし、起業する方もいます。資産運用やアフィリエイトに投資など、個人でも出来ることもあります。
しかし企業に属している方が「厚生年金」や「健康保険」の面でも圧倒的に安定しますので、仕事を探す方が無難です。地方ではリクナビやマイナビなどの転職サイトでも、ほとんど仕事がありません。都会には強いですが地方ではいかにも・・・な仕事が多いのです。結果を残しても以下のように辞めることになる場合もあります。
丘陵の高い仕事があったとしても、「未経験からでも高収入が可能!」とか「飛び込み営業でも安心、丁寧に研修します!」など、いかにも離職率が高そうな仕事が目立ちます。地方や田舎ではハローワークや地元の求人情報誌や地元密着の求人サイトを使うのが無難でしょう。
転職エージェントは実力が無ければ使っても無駄
一部の研究者やシステムに詳しい方の場合は、転職エージェントを利用すると思わぬ高給取りになれるかもしれませんが、要求されるレベルはかなり高くなります。転職エージェントのサイトによっては100万円や150万円を1人紹介してもらって採用するのに払う為、それほどの人材が求められています。書類提出のチャレンジはしてみても良いですが、平凡なレベルだと書類選考すら通過しないからです。
私自身も会ってエージェントと話をしたことがありますが、離職期間が長いと絶望的で、基本的には現在仕事をしている方が土日に面談をして探すところです。
自分自身の問題だが、家族がいれば相談はした方がいい
都会へ行っても地方・田舎で仕事をしても言える事ですが、家族がいる場合は相談をしましょう。実家なら親、妻や夫等の配偶者や子供、自分1人で行くのか家族そろって引っ越すのか。迷惑や苦労・心配をかける可能性は大いにあり、理解してくれて応援してくれる方をよく考えて選びたいものです。