2018年上半期までの海外ETF投資状況は「+2~4%」で満足、そして銘柄は4→3に減らす事にした理由

NISA口座で約200万円程運用している海外ETFですが、2018年の上半期が終わったので各保有銘柄の投資結果や配当金(分配金)について確認していきます。現在保有しているETFは4種類ですが、2018年以降では投資対象を1つ減らし3種類に投資をしていきます。その理由はNISA口座が終了してからの事を考えての事ですが、詳しくは後述します。


2018年7月現在の保有銘柄と投資額

2017年度は約120万、2018年度は手動で購入時期をずらしているため約80万円の合計200万円分の海外ETFを保有しています。

・(IVV)iシェアーズ S&P 500 ETF
・(PFF)iシェアーズ 米国優先株式 ETF
・(VDC)バンガード 米国生活必需品セクター ETF
・(VYM)バンガード 米国高配当株式ETF

現在はiシェアーズとバンガードをそれぞれ2つ保有しています。それぞれの比率は以下の通りです。「(VDC)バンガード 米国生活必需品セクター ETF」以外は同じような金額だけ購入してはいますが、どうしても「(IVV)iシェアーズ S&P 500 ETF」の1株当たりの金額が高いので、比率が合いません。

もっと簡単に言うと「IVV」は1株買うのに約「275ドル」必要ですが、「PFF」は約「37ドル」で済みます。そのため、今月はそれぞれ「400ドルまで」で買おうとすると「IVV」は1株で「PFF」は10株購入することになり、比率がずれてくるのです。現在は個人的に最も信頼できるであろう歴史の長い・純資産総額の大きい「IVV」をメインに購入するようにしています。

2017年は調子よく2018年度はこれから

評価損益を見てみると、このような結果となっています。

(IVV)iシェアーズ S&P 500 ETF
2017年=+14.08%
2018年=+0.27%

2017年度は購入したタイミングが良かったのもあり、何と+14%という驚異的な結果となりました。さすがに良すぎますが、長期的な運用では「S&P500」という物は信頼しても良いとは思います。

(PFF)iシェアーズ 米国優先株式 ETF
2017年=-2.09%
2018年=+0.84%

配当金(分配金)が年間で5~6%は出ているので、全く問題ありません。長期的には上りも下がりもせず、ドルへの両替の手間も省けるので毎月配当金(分配金)はありがたい。

(VDC)バンガード 米国生活必需品セクター ETF
2017年=-4.08%

今後はこちらへの投資はやめました。シーゲル先生の理論の影響で購入しましたが、確かに経費率が低くて長期で安定しており、良い物なのは分かっています。しかし純資産総額が3,550億から伸びてこないのと、1日に行われる取引量の出来高が少ないというのが理由です。更に後ほど説明しますが、投資銘柄を1つどうしても減らしたかったのも理由ではあります。

(VYM)バンガード 米国高配当株式ETF
2017年=+8.03%
2018年=-2.62%

2017年は+8%といい感じの成績でした。今年は少しマイナスですが、経費も0.08%と低いですし、純資産総額も2兆円と十分、出来高も多い。更に過去5年は同じバンガードの「VDC」より成績が良く、配当金(分配金)の利回りも約3%と中々です。

全てを計算すると2017年~2018年総合で「+2.31%」2018年上半期のみで「-0.51%」という状況です。ここに年間で3%前後の配当金(分配金)が入るので現在は2017年~2018年総合で「+4%前後」といったところです。

NISA終了を見越すと保有銘柄は少ないほうが良い

NISAが終了した場合は、現在のSBI証券での無料買付は出来なくなります。つまり毎回購入するために買付手数料が発生するのです。他の証券会社も似たような手数料ですが、現在の手数料はこのようになっています。

約定代金の0.45%(税込0.486%)
最低手数料:5ドル(税込5.4ドル)
上限手数料:20ドル(税込21.6ドル)

ちなみに楽天証券とSBI証券に口座を持っていますが、NISAでの海外ETFや米国株の購入はSBI証券がオススメです。その理由は以下の記事で紹介しています。

海外ETFは「楽天証券」より「SBI証券」の方が買いやすい理由

最低でも約5ドルかかるので、買付金額が少なければいわゆる手数料負けします。しかも銘柄が増えれば増えるほど、その度に5ドルかかるので銘柄は少ないほどいいわけです。

例えば10万円で2銘柄購入したいとします。そうすると各5万円分買う訳なので約225円の手数料ですが、最低が5ドルなので1ドル110円とすると手数料が1銘柄550円かかります。それが2つの銘柄だと1,100円の手数料です。

しかし銘柄が1つで10万円だと手数料は550円だけで済みます。このように銘柄を分散させていると、今後の買い付け時(NISA終了後)に手数料が非常に痛いのです。これは金額が増えても同じことが言えます。

1銘柄に100万円投資をするのと、2銘柄に50万円ずつ投資をした場合は前者は20ドルで手数料が約2,200円ですが、後者は40ドルで手数料が4,400円かかるのです。その為、購入する海外ETF(主に米国)は絞ったほうが(減らしたほうが)良いのです。

配当金(分配金)で暮らせるのか?

将来的に配当金(分配金)だけで暮らすには、どれくらい海外ETFを保有すればよいのでしょうか。現在の200万円で配当金(分配金)が3%とした場合、年間で約6万円、1か月5,000円程です。もちろんここから税金が引かれますが、ここでは無視します。

1か月5万円ならば2,000万円の投資が必要です。1か月10万円ならば倍の4,000万円を投資していなければなりません。まだ海外ETF投資を始めて1~2年、やはり長い年月をかけて少しずつ増やしていかなければ目標には到達できないのです。

もちろんソーシャルレンディングであったり、太陽光発電であったり、様々な投資もしていますので1つに集中して投資をするのは難しいかもしれません。まずは1か月5万円を目標にしていきます。