投資すべきソーシャルレンディング案件はどれだ!?安全なファンドの選び方

サービス提供会社が増えていき、様々な案件が増えているソーシャルレンディングサービスですが、その中身も様々でリスクも異なります。比較的安全なファンドに投資をしたいが、そうするとリターンが低いのがネックです。しかしリターンが高すぎると危険で、デフォルトしてお金が返ってこなくなる危険性があります。ではどのような案件が安全で、どのような案件が危険なのでしょうか。よくある投資先を例に出して考えてみましょう。


1:不動産開発事業

不動産会社が収益物権を取得する為、または開発(建設)するための資金融資ファンドです。簡単に言うと「良い物件があって買いたいからそのお金を貸してね」ということです。このファンドの特徴は、取得する土地や建物に担保として設定するという保全方法(不動産担保付)を取っています。つまり、お金が返せなくなった場合はこの物件を競売にかけたりし、未回収なお金を回収し少しでもリスクを下げるという事です。

【担保】有り(不動産を担保)
【保証】無し

大抵がこのような貸付条件となっており、比較的リスクは少ないように見えます。ただし、該当する物件に注意が必要です。東京都○○区など、人口減少の心配が無いエリアの場合は多少古かったり狭くても需要があり、資産価値は落ちにくくなります。

賃貸住宅不動産への投資・案件はそろそろ危ないのか?

しかし北海道や地方の場合、場所にもよりますが「それどこにあるの?」というような場合は、注意が必要です。既に地方や田舎の不動産は場所によっては、価値が崩壊、または崩壊に向かっているところがあります。今は良いですが今後は売却に手間取ったり、不動産の価値が著しく下落する恐れがあるからです。

他には不動産の抵当権は出来るだけ1位・もしくは2位までを選びましょう。3位以下なんてお金が返ってくるのかも怪しいものです。

2:太陽光事業

次に多いのが太陽光・メガソーラー発電・水力発電などです。自然エネルギーの設置や運営への投資です。太陽光発電は国が関わっている事業の為、余程の事がない限り売電買取が無くなることは無いでしょう。ある程度のノウハウや効率の良い運転の仕方も確立され、一部では下火と言われていますが衰える気配はありません。

今後のコストと収益の見通しが立てやすい(売電価格と出力が決まっている)ため、業者も参入しやすく返済の計画が立てやすいのが特徴です。

【担保】有り(土地や太陽光そのもの、もしくは別の不動産)
【保証】無し

太陽光は安定してきましたが、風力発電や洋上風力発電、水力発電などは日本でメジャーではありません。その為、情報が少なく太陽光よりはリスクが高いように感じます。太陽光設備の建設途中に何か起こりでもしない限り、安全性は比較的高いでしょう。

3:中小企業支援・企業事業融資

企業の事業運営資金として貸し出すファンドです。企業の現在の収益や将来性を考えて、「貸しても大丈夫であろう」とソーシャルレンディング提供会社が判断した企業への融資ファンドです。

【担保】無し
【保証】無し(代表者連帯保証の場合有り)

これは会社の事業が何かによってものすごいリスクが変わります。比較的手堅い賃貸管理会社から、リスクが高い町工場の物作りまで様々です。この代表者の連帯保証はあまり保証として強くありません、会社が倒産した時は代表者の資産状況もただではすまないからです。比較的リスクが高い割にリターンが少ない、あまり投資対象としては良さそうには見えません。

4:アミューズメント系への融資

簡単に言うとパ○ンコ関係です。この業界は1度焦げたらもう終わってしまうので、約束手形などを保全としています。利回りは非常に高いですが、近所を見てみると倒産しているところもちらほらあり、競争が激しいジャンルです。近ければ普段のお客の入りを確かめたいところですが、大抵地方が多くそうはいきません。

【担保】有り
【保証】有り

年商はどれくらいあるのか、業歴はどれくらいか、少しでも長く運営している実績を確認しなければなりません。しかし競争が激しい為、全体的にリスクの高い投資となるでしょう。ハイリスクハイリターンとなります。

5:海外の不動産投資

例えばアメリカの不動産など、海外で土地を買ったり建築したりし販売・賃貸として収益を得ます。この土地や建物を建てるための資金の場合が多いでしょう。しかし日本にいると正直○○州の○○は環境が良いですよ、と言われても良く分かりません。ある程度検索してその土地がどのような人口の増加を果たしているのか、所得はどれくらいなのか、それを調べるのがリスク回避になります。カリフォルニアとテキサスとハワイが同じ条件な訳がないですよね。

【担保】有り(不動産)
【保証】無し

ほとんどが建てられる・購入される不動産を担保、もしくは他の収益物件を担保設定されています。しかし担保順位が書いてない案件は避けたほうが良いでしょう、アメリカでの2位や3位なんてどう転ぶかも分かりません。リスクを考えれば、投資をするなら1位に設定しているところを選ぶべきです。

6:海外の事業への融資

海外の事業者への貸付や、海外の個人への貸付などがこれに該当します。利回りはとんでもなく高く13%なんてのも普通に存在します。しかしここまで利回りが高いということは、リスクもかなり高いという事になります。中にはそれ以上のすさまじい利回りがありますが、投資というより投機じゃない?と思うようなファンドもあります。

【担保】無し
【保証】無し

基本的に担保も保証も無いものが多く、リスクは4のアミューズメントより高まります。しかし利回りは非常に魅力的で、ポートフォリオのほんの僅かに入れる程度なら良いかも知れませんが私なら投資は怖くて出来ません。

基本は抵当1位の担保有りを選ぼう

ソーシャルレンディングの投資は、「担保が1位に設定されているファンドを選ぶ」事がリスクを上手く抑えた投資です。どうしても無い場合は保証があるものを選びますが、リスクがまるで異なります。中には「上場企業の保証」なんていう安全性の高いものもありますので、怖くてできないという方はそこから始めてみると良いかもしれません。

なぜ「ソーシャルレンディング」で危ないファンドに手を出すのか

くれぐれも「担保」も「保証」も無いようなファンドへの投資は、慎重に行いましょう。あまりにもリスクが高すぎて、返ってこなくても文句を言わない自信がある方の上級者向けのファンドです。資産運用はいかにしてリスクを減らして、確実に増やすかが大事なのです。