東京や大阪の都会でない限り、地方では車社会です。新車が飛ぶように売れて販売台数も好調と自動車のニーズは高まっています。中古車も人気ですが、やはり新車で人の手によって使われていない車がいいに決まっています。しかし新車は高いし現金ではなく、ローンの分割で購入する場合が多いのですが、全ての人がローンを組めるわけではありません。年収はいくらくらいから自動車ローンを組めるのでしょうか。
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自動車を購入する際は年収から使える金額を判断する
自動車を購入する際は、現在の自分の年収からどれくらいの価格まで自動車にお金をかけることが出来るか、ということを判断します。そうすることで、無理の無い返済計画が立てれますし、生活にある程度余裕を持って自動車という買い物をすることが出来るのです。
通常は年収の半分程度が目安と言われています。例えば年収が300万円なら150万円の車、年収が500万円なら250万円の車となるわけです。
これは目安ですので現在の貯蓄がある程度銀行にあるならば、もう少し高くても問題ありません。無理をすれば300万円の年収で300万円の車を買うこともできますが、離職したり怪我をしたりし収入が減った場合に車を手放さなくてはならなくなります。そうならない為にも、ある程度に抑える必要性が出てきます。
マイカーローンは年収の3~4割で通る?
マイカーローンでの審査は年収と勤続年数によって判断されます。もちろん公務員、大手上場企業、個人経営など会社の規模によっても今後の安定度は変わります。審査基準や金利も各社それぞれ異なりますが、年収というものは最も重要です。
例えば年収500万円で35%とすると、175万円となります。つまり年に175万円までなら自動車ローンに通る可能性が高いということです。しかしここで注意点があります、それは他にもローンが組まれているかということです。
自動車ローン以外にも、住宅ローンや教育ローンなど返済するお金がある場合は現在の175万円限度額からその分が差し引かれます。例えば他に30万のローンがあった場合、145万円までしか借りれない、その金額までしか返済額として判断されないということです。
勤続年数は3年が目安、多ければ多いほどいい
会社にどれだけ長く勤めているかが重要です。給料・年収がいくら高くても転職が多い勤続年数が短いと「不安定」と見られます。大手企業で1年目より、小さい企業でも10年目の方が安定度が上に見られることもあります。
年収200万円でも審査を通すには?
先程35%までしか年間で借りれないという話をしました。200万円の35%は70万円です。つまり、2年間で140万円返せば済む話で、長い年数をかければある程度の高い車も買うことができるわけです。そして例え年収が低くても、貯金から頭金として半分近く出せば1年で払いきることも出来ます。
前提として信用情報が綺麗なことが前提
信用情報というのは、あなたが過去にどこかで支払うことが出来なかったことが無いかどうか、という信用の情報です。ローンだけでなく、クレジットカードやキャッシングも数に入りますので、日々借入をしている方は気をつける必要があります。
完済しなければ貸してくれなかったりローンの審査を通してくれないところもありますし、1件でも焦げ付いた、つまり返せないことがあった場合貸してくれない場合もあります。今は携帯電話の電話代を滞納しても信用情報にマイナスが付く時代です。
信用情報の開示は以下で確認することが出来ます。
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)
銀行や信金等の信用情報を取り扱っています。
・株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
消費者金融やクレジットカードの信用情報を取り扱っています。
・株式会社日本信用情報機構(JICC)
消費者金融の信用情報を取り扱っています。
それぞれ窓口や郵送など開示請求方法は異なりますが、1,000円とか500円などの格安料金に手数料設定がされています。
現在の自分の収入と勤続年数、信用情報と貯金はどれくらいあり、頭金がどれくらい出せるかによって自動車ローンの判断基準が決まるのです。