処理に困るほど、ダンボール箱が溢れかえっている日本

仕事をする前の学生時代にはダンボールといえば「引越し」をするときに必要なもの、としか認識はありませんでした。必要になったらスーパーやディスカウントストアでお客様用に「無料で配布」しているものをもらってきて使うのです。スーパーもお客様が処理してくれるので、捨てる手間も省けてお互いの利害が一致します。それくらいダンボールは巷では溢れかえっているのです。

小売業はダンボールの消費が多すぎる

ダンボールは万能です、野菜を詰めるものから荷物を運ぶときの宅配便にも使えます。中にはラックとして使ったり、猫や犬の部屋として使う方もいます。それくらい日本ではダンボール箱が溢れかえっています。

仕入れをして商品が届く場合、その商品が入っているものは何でしょうか。まさか鉄の箱に入っているわけではありません。ほとんどがダンボール、もしくは再利用が出来る折りたたんだり出来るプラスチックの入れ物でしょう。スーパーの裏手に回ると「みかん」とか「りんご」「大根」「人参」といった箱を見かけることがあるでしょう、それだけダンボール箱は小売業では重要なのです。

ネットショップが拍車をかけた

インターネットでお買い物をするとき、例えばamazon・ヤフーショッピング・楽天市場・ヨドバシカメラ等、どこで買っても大抵はダンボール箱で商品が届きます。特に大型の商品を買った場合は、ものすごい大きさのダンボールが届きます。家具や自転車やパソコンなど処理をするのが大変なほどの大きさです。

プレイステーションやwiiを買った場合も本体が入っている箱は、ほとんどダンボールのようなものに綺麗な印字がされています。

知り合いのネットショップ通販スタッフの方に聞くと、ダンボールは一気に何百単位で発注して届くそうです。1番困るのが置き場所で倉庫や置きスペースを確保しなければいけないことが大変だとか。しかも仕入れてもすぐに発送業務をすると無くなるので、次から次へとダンボール業者に段ボール箱を発注して仕入れるのだそうです。しかもサイズがあるので、購入もサイズ毎・・・多くなるはずです。

ダンボールの生産量は過去最高を更新

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2016年の国内段ボール生産が07年に記録した139億6600万平方メートルに迫り、17年は10年ぶりに過去最高を更新する見通しとなった。

出典:段ボールの国内生産、来年10年ぶり最高更新へ

ダンボールの需要は一部を除いて順調に伸ばしています。一部というのは高齢者問題で担い手が減っている「野菜」や「果物」などの農業部門です。それ以外は順調に需要が伸びていて、加工食品と宅配便が特に大幅に伸びています。

ダンボールは処理が大変だがエコ

自宅にダンボールで商品が届くと、処理に困ります。すぐに何か使う予定があれば良いですが、ほとんどの場合は捨てることになります。引越しや送る荷物が出来た場合に備えて、予備として少し確保して押入れに置くのも良いですが限界があります。

基本的には地方自治体の紙の日に捨てる事になりますが、折りたたんで平らにして紐で縛る作業が大変です。しかも緩衝材のプチプチやエアークッション、発泡スチロールがあれば更にゴミが増えます。ネットショップのレビューにゴミが増えるので緩衝材は少なめにして、という苦情もあるくらいです。逆に少なめにすると商品が壊れるから多めに入れて、というお客もいるので、送るほうも大変です。

amazonのように簡易梱包もあれば、ヤマト運輸のようにゴミが少なくなるダンボールもパッケージで業者用に売られています。

ダンボール生産が多いのは3国

ダンボールの国内生産も増えていますが、中国や韓国のダンボールも増えています。信頼できるのはもちろん自国の日本製、メイドインジャパンですが、価格で言えば中国や韓国は安くなっています。

もちろん品質も異なれば、提携している工場の技術によっても価格は異なります。ダンボールの調達が得意なサイズ規格もあれば、印字やオーダーメイドで請け負うのが強い会社もあります。一概にどこのダンボールが良いかは言えませんが、費用面で削れるのは間違いなくダンボールです。

なぜダンボールが良いのか

商品を送る方法として、ダンボール以外に袋で送る方法があります。確かにヤマト運輸や佐川急便でも専用の袋もあり、特に問題なく送ることが出来ます。しかし配送中の衝撃があることを考えると、やはりダンボールのほうがトラブルが少なくて丈夫で安心できるという結論に至ります。

わざわざこんな小物にダンボールを使わなくても・・・と購入者は思うかもしれません。しかし送るほうからしてみれば、ここまでしないと何かあった時の対応が非常に困る、ということになるわけです。

最近のダンボールは薄くても丈夫なものが多いので、袋で送ろうと考えている方はダンボールを検討してみましょう。段ボール箱を購入する際は、ホームセンターで1個購入すると意外と高い価格設定になっています。無料でもらってくるか、ネットでまとめて買うかして費用を抑えてみましょう。