仕事でお昼に電話番してるんだけど、給料出ないの?

世の中には様々なお仕事がありますが、内勤や事務で多いのがこの問題です。人数が少ない場合は特に電話番問題が起こりやすく、ゆっくり体を休めることも出来ません。これって給料はもらえないのでしょうか。

普通の感覚でお昼休みと言えば?

例えば9時から18時までお仕事の場合、お昼に1時間休憩を入れて8時間労働するとします。この場合8時間は労働とされ、お昼休みの1時間はお給料が出ません。12時から休憩する場合もあれば会社によっては13時から休憩を取る場合もあります。13時からだと外食時やコンビニ・スーパーへのお買い物も空いているのでありがたかったりします。

もちろんスーパーやコンビニ・お客様商売のお店では、お昼の時間帯もお客様が来られるので入れ替わりで休憩を取るのが普通です。午前中に1回休憩し、午後や夕方にもう1度休憩の時間があるなど、お店によって変わります。

お店に食べに行ったり、仲良し同士でお弁当を食べたり、コンビニやスーパーでお弁当を買ったりと、休憩時間にしゃべっていようがゲームしていようが本を読んでいようがネットをしていようが本来は自由に行動することができます。

お昼に仕事で電話番や来客対応?

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会社や事務所の従業員が少ない場合、大きな会社でも働いているフロアや部屋の人数が少ない場合は問題が発生します。もし皆が外出してお昼ご飯を食べに行ったり、買いに行ったりするとその部屋には誰もいなくなります。

誰もいなくなるという事は「電話」を取る人や「来客」の対応をする人がいなくなるわけです。さてこの場合どうしましょうか、通常は交代で電話番などが設定されている事が多いです。

電話番とは、12時から13時にお昼を取らずに電話や来客対応をします。そして13時に他の従業員が戻ってくるので、13時から14時にお昼休みを取るという交代制のことです。

通常はこれで何の問題もありません、きちんと休みは取れているし働いている分のお給料はもらえる、しかし全ての会社でそういう形を取っているのでしょうか。

実際は一緒になっているケースが多い

お昼休みに誰もいなくなるからと、ご飯を食べながら電話を取ったり来客対応をしている事がかなり多くあります。口に食べ物を含んでいて中々電話に出れないケースもあったり、ゆっくり休憩も出来ず仕事をしている感覚がお昼休みにも・・・そうするとストレスが溜まり、疲れも取れないので効率が悪くなるのですが上司や社長はお構いなし、そういう現場はあります。

この場合、休憩時間中にもかかわらず何かしらの業務を行っている、という場合はお給料を与えなければなりません。これを休憩と言っている会社は「違法」です。どうしても仕事に関する業務を行わせながら休憩を取らせる場合は、その間の1時間に給料を払う、他の時間帯に休憩を取らせることが労働基準法で決まっています。

Q 私の職場では、昼休みに電話や来客対応をする昼当番が月に2~3回ありますが、このような場合は勤務時間に含まれるのでしょうか?

A まず“休憩時間”について説明します。休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。
ご質問にある昼休み中の電話や来客対応は明らかに業務とみなされますので、勤務時間に含まれます。従って、昼当番で昼休みが費やされてしまった場合、会社は別途休憩を与えなければなりません。

出典:労働時間・休憩・休日関係 厚生労働省

厚生労働省のページにしっかりと明記されています。昼休みに食べながら働かせることは、休憩ではなく業務の労働に当たるのです。

大きな企業や従業員の事を考えている企業は対策済み

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これらの問題を解消する為に、大企業や従業員の事を考えている企業では、ある対策がされています。それは、お昼休みの電話は「繋がらない」ということです。

取引先の会社やサポートセンターなどに電話した際に、この時間帯は営業時間外ですので営業時間内におかけ直しください、という自動応答のメッセージが流れます。

この場合は、従業員が電話を取る必要も無く、これが周知徹底されていれば来客も来ません。従業員にとっては安心して休憩を取る事が出来、業務の効率化に繋がるのです。

休憩できるけど、転送設定されている・・・

休憩は外でも自由に取れた場合に、電話の設定が転送になっており自分の携帯電話にかかってくるとされている場合もあります。これは営業に多く、お昼休みも食べながら電話に出ているというのを見たことがある方も多いはずです。

この場合も、業務をしているのであって休憩時間ではなく業務時間としてお給料はもらえるはずなのです。

改善するにはどうすれば良いか

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フロアの責任者や社長に直談判するしかありません。人数が少ない会社の場合は、直接社長に従業員総出で話しましょう。こういう理由でこうしてほしいと、でなければお給料を出してもらうか、休憩時間を別途設けて欲しいと。

出来れば古参・古株のベテランの従業員の方に入ってもらったほうが無難です、本当に従業員の事を考えている会社ならば対応を考えてくれるはずです。社長などがどうすればいいか分からない、と言っている場合は留守番電話機能を搭載した電話に変更したり、休憩のシフトを従業員同士で作ったりと、会社に負担がかからないように会社の改善を図りましょう。

全く取り上げてもらえない、話すら聞く耳を持たない、言い訳ばかりする場合は残念ですが仕事を変更するしかありません。ブラック企業体質で、社員を機械としか思わないような会社では、他の事でも問題が出てくるでしょう。