日本には長い会社名や短い会社名、何と読むか分からない漢字の会社名や面白い名前の会社名が存在します。しかし長い会社名というのはインパクトがありますが、覚えにくいのではないでしょうか。営業マンや会社の人が電話するときは、いちいち全ての会社名を名乗るのでしょうか。そこで日本で長い会社名を調べてみました、どういう会社でどんなことをやっている会社なのでしょうか。
会社名とは?
会社名はその名の通り、組織の名前をあらわしています。似たような言葉で「屋号」というのが存在しますが、屋号とは会社名ではなく店舗名などで使われます。芸能人で言うと、本当の名前ではなく「芸名」や「役者名」などの仮で登録する名前を指しています。
会社名にも様々な種類があります。「株式会社」「有限会社」「合同会社」「合資会社」「合名会社」などです。ちなみに2006年以降は有限会社の新設は出来なくなりましたので、現在で有限会社を名乗っているところは少なくとも2006年以前から10年以上は経過した会社になります。
これらの違いは株式会社のみ株式が公開できたり、株式会社以外は決算の公示が必要なかったり、株式会社以外は結構自由が利くことが数多くあります。合名会社や合資会社は、出資者の責任が無限責任だったり、社会的信用や知名度がそもそも低かったりします。今から会社を作るならほぼ株式会社で決まりでしょう。
基本的には創業者の好きな名前で決めれます。最近では名前を考えてくれる会社の命名サービスもあるそうで、子供の名前のように画数などが関係してくるのでしょうか。
とてつもなく長い会社名
読みにくいですが、これが全部会社名だそうです。
「株式会社あなたの幸せが私の幸せ世の為人の為人類幸福繋がり創造即ち我らの使命なり今まさに変革の時ここに熱き魂と愛と情鉄の勇気と利他の精神を持つ者が結集せり日々感謝喜び笑顔繋がりを確かな一歩とし地球の永続を約束する公益の志溢れる我らの足跡に歴史の花が咲くいざゆかん浪漫輝く航海へ」
会社名を教えてください、と言われたら地獄ですね。従業員は178人いるそうで、どこまで会社名を言うのでしょうか、確かにインパクトはありますが長すぎる・・・。内容は携帯ショップや通信関連の事業をしているそうです。
他には「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」です。子会社にも「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」というのがあり、会社が合併したりするとこういうことになるという、分かりやすい例です。
携帯会社ならまだいいですが、年末調整の申請欄に会社名が書ききれないというのが話題になっていました、さすがにお客の立場を考えたのでしょうか。SOMPOホールディングスに改名されるそうです。
損保ジャパン日本興亜ホールディングスは25日、10月1日から社名を「SOMPOホールディングス」に変更すると発表した。介護事業などの子会社名の頭に「SOMPO」をつけており、これまで略称として使ってきたSOMPOを正式名称とすることで、ブランドの統一感を強める狙い。
大手でも長い会社名は存在します。「パナソニック エコソリューションズ テクノサービス株式会社」です。パナソニックの修理部門だそうで、部品や機材の提供や調達をしているそうです。
他にも今は日本事務所は閉鎖されて無いそうですが、「チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジー(ホールディング)カンパニー・リミテッド」というのがあったそうです。中国の企業で、ケイマン諸島に本社があるとの事。
更にゴルフ関係の会社で「パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス株式会社」があります。
ややこしい名前はダメ?
例えば「株式会社山田です」「株式会社田中です」という場合は、「はい、株式会社山田ですの山田です」など、非常に分かりにくいことになります。
大手の会社と似た名前を付けると、紛らわしく間違う恐れもあり、不正競争防止法に触れる可能性もあり裁判になる可能性があります。会社は自分の信念や志を表してつける場合が多いので、他とかぶらないような良い名前を付けたいものです。
オンライン申請は44文字まで
会社名を登記申請する際のオンライン申請があるのですが、それによると最大で入れられる文字数は44文字までとなっています。ですので44文字以上を入れるには、足を運んで登記申請する必要があります。それ以上の会社名は想定すらしていないのでしょう。
法律上は会社名に文字数制限は無いのでいくらでも問題はありませんが、あまり長すぎるのも考え物かもしれませんね。