東京や大阪の都会では通勤やレジャーに「電車」を利用します。しかし地方や田舎は車社会で、どこに行くにも車が必要です。仕事へ行くにも、遊びに行くにも、コンビニへも車という方もたくさんいます。しかし乗っている頻度が多くなるということは、それだけ「自動車事故」に遭遇する確率も上がるのです。
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初めての自動車事故で焦った
免許を取ってから今までずっと無事故無違反の「ゴールド免許」だったのですが、最近ぶつけてしまいました。雨の降る夜に買い物へ行こうと運転した時のことです。
細い道で向こうから自動車が来たので、お互い対向するには「くぼんだ場所」で待たなければなりません。つまりこの道路は1台の自動車しか通れない一車線です。
無理に進んでもよかったのですが、向こうを先に通してあげようとバックして「くぼみ」まで下がろうとした時でした。後ろから来ていたブラックの自動車に気づかずに「ドカン」。
後ろから来ていた自動車が見えなかった、後方不注意というものです。すぐに車を降りて後ろへ頭を下げて近くの駐車場へ誘導しました。1人で初めての事故だったので相当焦りました。
初めての110番へ電話し、警察官に来てもらった
事故を起こした場合は、当人同士の示談や口約束をしてはいけない事は分かっていました。すぐに相手の元へ行き謝罪をし、怪我の有無を確認し無傷だと分かりました。
そして110番へ電話をし、保険会社へも電話しました。驚いたのが110番はコールが鳴る前に電話を取ってくれ、私の現在の状況を丁寧に聞いてくれました。これが人生で初めての110番でした。
幸いにも事故が起きたのは私の地元でしたので場所の説明も容易、すぐに警察官2人がきてくれました。保険会社へも連絡し、相手の方と連絡先の交換をしました。
警察官の方に免許書や自賠責など確認してもらい、現場検証して写真を撮ってもらい丁寧に対応してもらえました。お互い無傷で車の損害も見る限りは、ほとんど傷も付いてない状況でしたので、その場では謝罪をし後日連絡すると伝え穏便に済み、ほっとしました。
高い保険料金を支払っているので、きちんと対応してもらわないと困る
私はずっと電車で過ごす生活をしていたため、自動車運転歴は浅く等級も当時は10か11でした。保険会社は最も高いであろう、4大損害保険会社の1つに加入していました。
「東京海上日動火災保険」「損保ジャパン日本興亜」「三井住友海上火災保険」「あいおいニッセイ同和損害保険」を指します。
どこも超大手で保険料もダイレクト型保険とは比較にならない金額です。しかし流石は高いだけのことはあり、連絡や対応はきちんとしてくれました。それもそのはず、だって自動車事故で保険を使うにしても「無傷で自動車へのダメージもほぼ無い」という百戦錬磨の保険会社からすればまだ簡単な状況だったからです。これが骨折や入院、半壊といった場合は、交渉・示談で厄介な問題がたくさん出てきます。
自動車事故でゴールド免許からの陥落…
見た目ではほとんど無傷な相手の車でしたが、鑑定人の査定によると中は少し曲がっておりバンパーの交換や台車の手配などで20万ちょっとの金額を提示されました(修理工場・レンタカー屋での見積もり)。正直高いとは思いましたが、初めての事故ということもあり保険で支払いました。
その時に保険会社の方に説明されたことは、これから3年間は保険料が約7万円(3年間で)ほど割高になる、ということでした。20万円以上出すことを思えば良いかと思い、保険で支払うことになりました。
その際に口頭での示談、もしくは示談書とどっちにするかと聞かれました。最近は口頭でも録音してるし十分後から言ってきても効力はある、と言われましたが「保険会社を変更」するかもしれないので示談書でお願いしました。解約した人物にどこまで前の保険会社が対応してくれるか疑問でしたし、書面に勝るものはないと考えたからです。
やはりダイレクト型へ変更するしかないか
自動車保険を使ったおかげで、これからの自動車保険が急激に上がることになりました。等級から見ると乗り始めの方と同じくらいになり、大事な資産が削られるのと同じです。
しかしまだ等級が残っているからいいものの、次に事故を起こして自動車保険を使った場合は著しく等級が下がるため、変更希望先の保険会社から拒絶される可能性があります。その場合は仕方なく現在の高いままの保険会社でお願いするしかありません。
もう車を当分乗らない生活にする場合は7等級以上であれば「中断証明書」を使って、等級を保持することもできます。
自動車保険の口コミというものは「全く当てにならない」事が多いのが事実です。それは事故の担当者によって担当レベルや内容が変わるからです。そして相手側との示談交渉の場合は、相手にもよります。ですのでネット上で検索すると、どこの保険会社も悪いことしかヒットしません。良いこととして書かれているのは、紹介料目当てがほとんどで参考になりません。
実際に入ってみて事故を起こして初めて、その保険会社で良かったかどうかが分かるのです。自動車保険は使ってみなければ、全く分からないのです。