2017年度のソーシャルレンディング投資は、どれくらいの利回りだったのでしょうか。年始から年末まで常に投資をし、分配金はそのまま再投資をする形を取っていました。投資信託のように自動で再投資は出来ませんので、新しいファンドの登場タイミングや締め切りや選定によっては空白の時間があり、365日フル稼働していたとは言えません。しかし常に投資は絶やさないように運用していましたので、1年間の結果として計算してみます。
現在のソーシャルレンディングの投資先一覧
口座は開いていても投資を行っていない投資先は、ここに含まれていません。あくまでも稼動している投資先のみ記載しています。
【マネオグループ】
・maneo(マネオ)
・green infra lending(グリーンインフラレンディング)
・gaiafunding(ガイアファンディング)
・crowdlease(クラウドリース)
【その他独立系】
・crowdbank(クラウドバンク)
・lucky-bank(ラッキーバンク)
現在の主力投資先は「6社」です。他に口座や興味のある投資先もありますが、ファンドのリスクが高かったり、分散投資のために細かく分けすぎると管理がしにくくなる恐れがあることから、あまり手を広げることはしていません。
月別の資産運用結果について
2017年1月から2017年12月までの「各月分配金額」は以下の通りです。
分配月 | 税引き前利益 |
2017年1月 | 16,734 |
2017年2月 | 15,267 |
2017年3月 | 14,494 |
2017年4月 | 16,432 |
2017年5月 | 26,382 |
2017年6月 | 23,078 |
2017年7月 | 21,736 |
2017年8月 | 24,331 |
2017年9月 | 23,725 |
2017年10月 | 26,189 |
2017年11月 | 16,843 |
2017年12月 | 23,469 |
合計 | 248,680 |
投資ファンド数は約35(無事完済した分)、現在運用中のものも含めると約50ファンド程に投資をしました。2017年度中によるファンドの延滞・デフォルト等はありませんでした。
2017年の利回りはどうだったか
ソーシャルレンディング投資というものは皆さんそうですが、365日丸々投資をしていたのではないということ。つまり空白の期間がある分「利回りは低下している」という運営方法です。
ここでいう空白の期間とは、「良い案件がなかったため投資を保留にしていた」「償還されたタイミングで再投資しようにもファンドが募集されていない」「ただ単に忘れていた」が含まれます。投資信託の積立投資と同じで、手動で積み立てようとすれば忘れてしまうのと同じで、気づいたらお金が遊んでいたという、非常にもったいない期間もありました。
2017年は口座からの引き出しや入金が多かったため、正確な数値は出ませんが大体税引き前で「約6.9%」といった感じです。ここから源泉徴収税の税金が引かれて「約5.5%」となります。
ちょうど1年前の記事を見てみると、2016年は税引き前で「約5.3%」でした。約1.6%も年間利回りが上がっているのは、総投資額で50%近い割合のマネオから資金を引き上げたことにあります。当時はファンドのタイミングも悪く、件数が少なくなったことや利回りが高くない案件が多かったこともあり、他の利回りの高いソーシャルレンディングへ変更したのです。
いろんなサービスが増えてきたけれど、投資はどうする?
ソーシャルレンディングのサービス提供会社もたくさん増えてきました。しかし新しい歴史の無い会社ほど信用できないものはありません。なぜなら「今までの実績が無い」ところへお金を預けることになるからです。
バックボーンの会社がしっかりしているところであれば話は別ですが、どこかのように業務停止命令や裁判沙汰になる所も実際にあるわけです。昔からよく言われることです、「トイチのところは信用できない」です。トイチの意味には2つの意味があります。
・10日で1割の利息を請求される出資法違反のトイチ
・都(1)の貸金業登録している事業を始めたばかりの会社
私が言っているのは後者の方で、昔はよく違法な業者が登録を取り消されていた時期がありました。東京都の1だからトイチと言うんですね。手を広げすぎるとアンテナを張り切れませんし、管理が出来にくくなります。個人情報も多くの業者に提供することになりますし、必要最低限で大きなリターンを狙うほうが良いと私は思っています。