貯金できない理由は「使わない」「残す」「我慢」の3つのコツを実践していないから

貯金をするのに大事なことは、「とりあえずお金を貯めればいい」という考えでは決して思うように貯まりません。何の為にどんな行動を取るのかという「心の持ち方」や「毎日の習慣」が大事になってきます。学生時代の夏休みの宿題のように、毎日コツコツと計画を立てて実行していれば、後々無理をして慌てるなんてことが無いのです。


貯金をするんだという自覚を持つ事は重要

貯金をするにあたって一番最初にすることは、「何の為に貯金をするのか」ということを明確にします。ただ漠然と「理由もなく」貯金していても途中で止めてしまったり、続かないことが多々あります。学費・食費・自動車ローン・戸建てマイホーム・ローンや借金の返済・習い事・ディズニーランドやUSJへ旅行に行くなど目的に向かう必要があります。

陸上やマラソンでも、50m走や10kmというゴールが明確にされているからこそ頑張れるのであって、とりあえず走ろうでは「ゴールがぼんやり」してペース配分も分かりませんし、タイムを縮めるなどやる気も起こりにくくなります。

お金は「必要以上に」使わない

安物買いの銭失いという言葉があるように、安さに釣られて購入したはいいが、結局使わなければ無駄にお金を出しただけになります。半額だからといって賞味期限・消費期限の近い食べ物や飲み物を購入し、結局食べ切れなかったり、腐って捨ててしまうと「必要以上にお金を使った」ことになるのです。

現在使っていない「月額会員制」のコンテンツも解約しましょう。使わないからこそ解約方法が分かりにくく面倒ですが、重い腰を上げるだけで節約になります。私の場合は月額課金の動画配信サービスに「クレジットカード」で年払い(しかも自動更新)していましたが、解約が面倒で放置していました。解約の方法のページが見つかりにくく(あえてそうしているのかも)2年程経過していましたが、重い腰を上げて解約しました。使わないと決めたときに解約していれば1万円ほど浮いていたでしょう。

よく考えたら「5年着ていない服がある」そんなものがあれば古着屋や中古買取ショップに出してもいいですし、新しい服を買わなくても洋服ダンスを探せば代わりになる代替品が眠っている場合があります。そうすると新しい服を買わなくてもすみます。

そうしていると実際の生活の中で、いかにいらないものに消費しているか、という事が分かるのです。セールやバーゲン、半額セールでも必要が無ければ飛びついてはいけません。

お金は「計画を立てて」残す

一人暮らしや実家暮らしによって支出は変わりますが、もらえる額は同じです。給料をもらったら、まず貯金することが大事なのは誰でも知っている事ですが、計画を立てて貯金をしている方は極少数です。1ヶ月の給料をもらって、家賃に食費に光熱費に書籍や交際費、飲み会代にトレーニングジムや甘いお菓子に・・・と様々な物にお金を使った後、月末に余ったお金で貯金しようとすることは愚かな事です。

人間は余っていたら「余裕がある」と勘違いしてお金を使いたがる生き物だからです。ですので余ったお金ではなく、給料をもらったら真っ先に「引き出せない口座や貯金箱に貯金」をしてから、その上で余ったお金を使い1ヶ月を過ごすことが「計画を立てる」という意味なのです。そうすることで間違いなく貯金額を増やせますし、逆算してお金を使うクセも身に付き、浪費癖も治るのです。

お金は「心の余裕を持って」我慢する

無理をしてあらかじめ貯金額(目安)を高く設定すると、心のバランスが崩れてしまいます。無理をしない範囲で貯金の金額を予め低く設定し、慣れてきたら少しずつ高くしていく方法を取りましょう。

貯金の実績を積むことで「お金が足りなくなる不安」から逃れることも出来ますし、1週間に1回はご褒美にこれだけの金額を使う、という設定をすることで心に余裕が生まれます。

後は時間と共に慣れてくればこちらのもので、人間3ヶ月も同じことをしていればそれが当たり前になってきます。慣れるという事は楽になることでもあり、生活も楽になり心も満たされていくのです。