生活協同組合に「コープさっぽろ」があります。その組合債を持っている方に、どのような運用でどのような内容を買ったのか聞いてみました。どうやら集めたお金は「店舗改装」や「メガソーラー発電所建設」「店舗改装」等に使われることが多いそうです。
基本的に募集は不定期
北海道の大手スーパーの1つに「コープさっぽろ」があります。不定期ですが、そこでは「組合債」を募集することがあります。不定期なのでタイミングが合わないと買えませんが、いくつか組合債を持っています。
購入した組合債の募集目的は毎回異なりますが、コープさっぽろが新たに新規出店として開店する店舗費用、プライベートブランドを生産する工場、直営の斎場を新しく新築するための資金等となっていました。
さすが組合、募集終了が早い
募集金額は20億円で、募集する期間は1ヵ月でした。応募した金額の総計があり、募集金額に達した時は「募集を終了する」事になっていました。実際には半月程度で募集は終了していました、人気なようです。
利率は毎回異なりますが、3年物が「年利0.8パーセント」の単利型で、5年物が年利1パーセントで複利型と設定されていました。注意点として、コープさっぽろの組合債に応募するためにはいくつか条件がありました。
組合員の為の債券、条件に合わないと買えない
コープさっぽろの組合員であることが1つの条件です。ですので現在住んでいる場所が「北海道であること」が必要となります。組合員になる為には、コープさっぽろに「最低5,000円」のお金を出資することが条件です。これは他の地域のコープでも同じではないでしょうか。
更には「組合債の保有額」に応じて、出資金の残高に縛りがありました。組合債を100万円未満保有している場合、出資金が5万円以上、100万以上保有している場合は、出資金が10万円以上必要など、条件はいろいろです。
国債と比較しても条件は悪くないような気がする
10万円単位で応募して、組合員1人当たりで組合債保有限度額というものは、既存分を含めてで合計3,000万円となっていました。
配当は満期当日に組合員の出資金へ振り替えとなり、元金は前もって登録していた金融機関に振り込みする事、となっていました。これに応募するには条件をクリアする必要がいくつかあり、誰でも応募すことはできません。しかし国債や一般的な社債と比較しても、それほど劣っているようには見えない気がします。