どっちもネットで稼ぐもの?「ネットビジネス」と「ネットワークビジネス」の違いとは

会社の給与も中々上がらないのに加えて、少子高齢化で年金も当てにならない時代です。副業で月に10万円あるだけでも生活が変わりますし、食費や家賃に子供の学費や生活費と出て行くものはとても多く生活は中々良くなりません。会社が倒産したり「うつ病」で辞める可能性もあるでしょうし、ブラック企業やイジメにパワハラと会社の問題も山積みです。仕事を辞めても生きていけるだけのお金があれば・・・、そう考えると「副業」に行き着くわけですが、怪しいものは星の数ほど存在します。ここでは良く聞く「ネットビジネス」と「ネットワークビジネス」の2つの言葉の違いについて考えてみます。


副業は夢のあるものか?

よくニュースで「副業の収入」が「メインの仕事の収入」を超えました!と宣伝している事がありますが、あんなことはほとんど起こりえません。可能性は0ではありませんが、通常は稼ぐ方法を知るまでに長い失敗の道のりがあり、美味しい話は他人には回ってきません。もし回ってきた場合は話しかけてきた相手にとって美味しいものであり、あなたにとって美味しいものではないのです。

確かに比較的簡単にお金を手に入れる、お小遣い稼ぎをする方法はありますが、それは個人情報や労力と引き換えです。例えば銀行の口座を開いてキャッシュバックをもらったりは、「個人情報」や開設する際の「労力」を提供していますよね。何かを得るためには何かを犠牲にする、どこかの漫画やアニメでやっていた「等価交換の原則」です。

ネットビジネスとはインターネット上で儲けを出すこと

ネットビジネスとはその名の通り、インターネット上でビジネスをすることです。つまり無人島やネット回線の無いところで稼ぐのはネットビジネスに当てはまりません。大学生でも始められたり、儲けが出て起業したりといった話も聞きますがほんの一握りなのが現状です。

お金をかけて失敗するものもいれば成功し本を出版したり、成功者として講師をする方もいます。一般的にネットビジネスでは以下のような種類が存在します。

ネットビジネスの種類について

アフィリエイト
これはクリック型報酬や物販で商品を売って、そこからロイヤリティーをもらう方法です。激戦区で相当のノウハウが必要になります。

ライター
キュレーションサイトで問題になったように、記事を書く方がたくさんいます。その労力はお金になるわけで、もっと分かりやすく言うとヤフーニュースや新聞社のニュースもライター業です。

ホームページ制作
フォトショップやイラストレータを使ってデザインし、ワードプレスやCMSを使って企業のホームページを作り対価をもらいます。デザインセンスや納期のスピードが求められます。

ネットショップ
楽天市場やAmazonにヤフーショッピング、ポンパレモールやQ10などECサイトにお店を出したり、自社で独自ドメインを取得して商品を販売する方法です。ライバルがたくさんいますので、独自の商品で勝負する必要があります。

アプリ
iphone向けやandroid向けにアプリを開発し、販売したりプレイ中の広告収入で儲けを得る方法です。学生でプログラミングを習得してチャレンジする方もいます。かなりの知識やアイデアが必要です。

ネットワークビジネスはネットビジネスと全く違う

「ネットビジネス」と「ネットワークビジネス」は言葉がかなり似ているため、よく同じ事と勘違いされますが中身は全く異なります。ネットワークはインターネットのネットワークではありません。人脈のネットワークを使うという意味のビジネスです。

よく聞かれるのが「勧誘・押し売り」や、ピラミッド型ビジネスの「ねずみ講」とも言われる場合があります。ねずみ講は違法でありますが、マルチ商法とは少し内容が異なります。マルチ商法とは連鎖販売取引と言い、他の人を勧誘・加入させる際に「お金ではなく商品」を買うことで成り立ちますが、その過程で強引な方法が使われることがあり、問題になる事が多いのです。早い話が「お金の流れ」が違うだけで同じようなものです。

世間一般的な考え方からは、手を出さないほうが良いのが「ネットワークビジネス」と言われています。手を出すなら「ネットビジネス」を検討しましょう。

美味しい話は来ないので自分から見つけること

基本的に人に勧めるには「本当にオススメしたいほど惚れた商品」か「自分に利益があるか」の2種類しか存在しません。前者は利益が一切絡まず、後者はガッツリお金が絡みます。結局のところ美味しい話は自分で見つけるか、少しずつ失敗を重ねながら実践していくしか方法はありません。

ネットビジネス以外でもお金をもうける方法はあります。駐車場ビジネスや太陽光投資に自動販売機設置など、ただしノウハウがあることが前提でノウハウが既にあっても失敗する可能性は常にあります。時間やお金を犠牲にして少しずつ勉強していくしか方法は無いのです。