インドア派は「引き篭もり」なのか?自分の部屋が好きなのは同じだけど意味が違う

休日は何をしているのかと問われれば「ショッピング」「野球観戦」「ディズニーやUSJに」「デート」「陶芸を習っていて・・・」「私はボランティアが・・・」というように人によって過ごし方は異なりますが、これらは外で活動しているので「アウトドア派」と呼べます。休日は家でブログを更新していて・・・ネットゲームを・・・子育てや編み物を・・・と「インドア派」で家で過ごしてと言えば「家に篭っているのか」と言ってくる方がいます。インドアは引き篭もっているのと同じなのでしょうか、違いを考えてみましょう。


アウトドアとは外で過ごす事

アウトドアとは「屋外で余暇を過ごす」事をいいます。アウトドア用品店がありますが、中に入ると下記のような商品が販売されています。

・テント
・ランタン
・折りたたみテーブルや椅子(チェア)
・バーナー
・リュック
・キャンプ用品
・登山用品
・釣り道具

品揃えがいいところなら天体望遠鏡やカヌー・カヤックといった川を下ったり、BBQ(バーベキュー)のコンロなどのセットがあります。「コールマン」「モンベル」「ノースフェイス」といったブランドも有名です。

外で料理をしたり、アウトドア専用の腕時計なんかも存在しますし、アウトドアのイベントは都会・地方問わず豊富です。外で飲むコーヒーや夜空の星が綺麗でしょう。それとは対照的にインドアはどういう意味なのでしょうか。

インドアとは「家の中で過ごす事」ではない

インドアとは「家の中、つまり自宅」で過ごすことではありません。「屋内で余暇を過ごす」事をいいます。休日の過ごし方としては、人と会う事や外へ出かけるのことをせず、自室で読書やゲームといった一人で楽しめる娯楽をして過ごしている、という印象が強いですが2人で家にいるのも「インドア」ということです。

つまり「屋内」の意味の中に「自宅」が入っているのです。家の中で読書をしたり音楽を聞いて料理をするのもインドア派です。しかし図書館や本屋で雑誌や新聞を読み、料理教室で料理を習い、映画館で映画を見ることもインドアなのです。

スポーツでも卓球はインドアで、テニスもインドアテニスが太陽に焼けずに盛んです。なんとスカイダイビングもインドアが出来たりとインドアの過ごし方も変わりそうです。

境目が分かりにくい

では「外でPSPや任天堂3DSをしてゲームをすること」、はどちらなのでしょうか。答えは「アウトドア」です。これは単に屋外だから、というのが理由です。

ではインドア、つまりドアの中、屋内で過ごすのと「引き篭もり」は違うのでしょうか。家の中に篭ってばかり・・・という意味を考えてみましょう。

引き篭もりとはインドアの1つ

引き篭もりとは「社会的な参加をせずに6ヶ月以上家庭にとどまり続けている者」をいいます。ニートと引き篭もりの違いは下記を参照ください。

「ニート」「引き篭もり」は2017年以降も増えていくのか?その違いと世界の事情

細かい見解は少し分かれるところですが、ある専門の先生に言わせると、「部屋、つまり自室から一歩も出ない」ことを「引き篭もり」と言っています。ですので、トイレが自室にないので部屋から出て「トイレに行く」こと、また部屋から出て「お風呂に入る」などの人は引きこもりとは言わないそうですが、一般的な引き篭もりの定義で考えていきましょう。

基本的には「夜型・夜中心」の生活を好み「日中・朝から昼」は寝ています。人間関係や心の病、心の疲れから他人との接触を断ち自室に閉じこもります。家族以外の人とは会話もせず家族以外の人と顔を合わせる事を極端に嫌うのです。理由はどうであれ、「屋内で過ごす」事はインドアであるといえます。つまり、インドアの中の1つに「引き篭もり」が該当するのであって、上記に該当しなければ引き篭もりとはいえないのです。

インドア派には引き篭もりもいる

大きな違いとしては、インドア派は休日以外が社会生活を営めているということでしょう。健康的ではないと言われたり、友達付き合いや社会と関わりが少ない、と言われがちです。

しかし「引き篭もり」より健康的であり、引き篭もりであっても外へ出て社会に参加できれば社会的な参加ができるので、その時点で「引き篭もり」ではなくなります。