「SBI証券」で海外株購入時の両替は「住信SBIネット銀行」でするけれど、資金移動はどうすればよいか

資産運用をするには「SBI証券」の安い手数料は魅力的で、振込や引き出しをするのも「住信SBIネット銀行」を使うと手数料を減らす事が出来ます。SBI証券の海外株式を購入しようと思い、両替をする為に資金を移動しようと思ったのですが方法がいくつかあり悩みました。便利でコストを下げようと思ったら、ある程度の手間隙はかける必要がありそうです。

SBI証券で海外ETFを購入しようと思ったんだけど・・・

NISA(ニーサ)を使って米国株式の海外ETFを購入しようと思ったのですが、SBI証券側で直接買い付けるとアメリカ株なので「円からドル」への変更が必要です。SBI証券では海外の株や投資信託を購入するには、2通りの買い方があります・

1:外貨決済(ドルで購入する)
2:円貨決済(円で購入する)

最も簡単な方法は円で購入する方法ですが、日本の証券会社ですので口座に入金するのは「ドル」ではなくて「円」です。そこで「円貨決済」を選択するとSBI証券会社側で両替をしてくれて、該当の銘柄等を買い付けてくれます。

株を買うときの約定代金以外に「両替」の手数料がかかるわけですが、これがバカになりません。1ドル当たり25銭の手数料がかかり、1ドル100円と仮定すると10,000ドル(100万円)で2,500円かかる計算です。

SBI証券で海外の株や投資信託を購入するには「ドル」を調達する必要がある

SBI証券で直接「円貨決済」をすると、1ドル当たり25銭の両替手数料がかかります。しかし住信SBIネット銀行を使うことで1ドル当たり15銭(2018年1月現在は4銭に下がっています)へと手数料を下げることが可能です。SBI証券の口座開設の際に同時に住信SBIネット銀行を開設する事が可能で、後から開設しても連携させることは問題ありません。

このように米ドル・ユーロ・豪ドル・NZドル・カナダドル・南ア ランド・香港ドルの7通貨で利用することが出来ます。入出金手数料が無料で指示も簡単、入金は即時反映と良いことばかりのようですが、私が行おうと手順を踏んでいると壁に当たりました。

SBI証券への入金はどこからでも、出金先は変更できる

SBI証券の「即時入金」サービスでは、三菱東京UFJダイレクト・三井住友銀行・みずほダイレクト・りそな銀行・楽天銀行・ジャパンネット銀行・ゆうちょ銀行などから振込手数料無料で資金を入金させることが出来ます。これはいつどこからでも入金が可能で、特に前もって届け出の必要がありません(みずほから振り込むよ、と事前に言っておく必要が無い)

しかし出金先口座番号はあらかじめ入れて伝えておく必要があります。私もとある銀行を指定していたのですが、それは住信SBIネット銀行以外の銀行です。

あれ、じゃあ住信SBIネット銀行にどうやってお金を入れたらよいのだろうかと悩みました。普通に考えると方法は主に2つあります。

【入金方法その1】
ローソンやセブンイレブンといったコンビニから「キャッシュカード」を使って入金する方法です。しかしSBI証券の口座を開設し、両替する為に「ついでに」住信SBIネット銀行の口座開設をした場合はキャッシュカードは開設と同時に発行してもらえません

発行するには別途「Visaデビット付キャッシュカード」を申し込む必要があり、これは申し込んでから1週間から10日の時間がかかり、転送不要の簡易書留郵便で届きます。

【入金方法その2】
「住信SBIネット銀行」に他の金融機関からお金を入金する方法です。しかし振り込み手数料がかかります。はて、どうしたもんだろうかと考えてみました。

実はこの「出金先」は変更することが出来ます。

このようにメインバンクからSBI証券に入金し、お金が必要な時にメインバンクに出金しようと思い、出金先にはメインバンクを指定していました。しかしよくよく考えてみると、出金先に「住信SBIネット銀行」を指定すれば入金することが可能です。そうすれば手数料無料で全て行うことが可能です。

もう少し分かりやすく書くと以下のようになります。

1:メインバンクからSBI証券へお金を振り込む(振込手数料無料)
2:SBI証券から住信SBIネット銀行へ出金する(振込手数料無料)
3:住信SBIネット銀行で円からドルへ両替する(1ドル当たり15銭)
4:住信SBIネット銀行からSBI証券へ外貨入金する(振込手数料無料)

こうすることで安い両替手数料で両替が出来、SBI証券で海外の株やETFを購入する費用を作る事が出来るのです。出金先にはメインバンクを指定していたため、出金先を変更するには2営業日前後の時間がかかります。

注意したいのが1・3・4はリアルタイムで処理できますが、2のSBI証券から住信SBIネット銀行へ出金するには1~2営業日の時間がかかります。株価の変動ですぐに購入したい場合は、SBI証券の円貨決済(両替手数料25銭)を利用するか、次に説明するFXでお金を調達しましょう。

本気で手数料を安くしたいならFXだが、通貨単位が決まっている

SBI証券ではFX口座を作る事が出来ます。FXで現引きすると手数料が桁違いに安いのですが、いろいろ注意点もあります。1ドル当たり0.5銭とスプレッドが超格安ですが、米ドルのみ(他の通貨ペアは×)で「1万通貨単位」という決まりがあります。1,000通貨で買えるミニFXは対象外です。モバイルやスマートフォンからの注文は出来ませんので、パソコンから操作をしなければなりません。

例えば1ドル120円だった場合、120万円を用意する必要があり、更に105%の建玉余力が必要になります。ということは126万円を最低でも用意する必要があります。

NISAで年間120万円分を購入する場合を考えてみましょう。リスクを分散させる為に積み立てまでとはいきませんが、購入する回数を3回に分けるとします。「4月」「8月」「12月」にそれぞれ40万円ずつ海外株や海外ETFを購入する場合、ドルが数ヶ月で大幅に動く可能性があります(4月に40万買ったら残り80万円を寝かせておかなければならないから)。

その値動きが大きいとせっかく1ドル当たり0.5銭で両替したのに、SBI証券で円貨決済したほうが実は安くついたなんてことはザラにあります。120万円分を一気に使って購入する場合は良いですが、タイミングの時期をずらす場合は「住信SBIネット銀行」を使うのが無難です。

このように購入するタイミングによっては、一概にどの両替が1番良いかは変わってきます。一気に買うなら「外国為替保証金取引(SBI FXα)」、少しずつ買うなら「住信SBIネット銀行」、銀行口座を持ちたくない場合はSBI証券の「円貨決済」という使い分けをして購入しましょう。