働いてお金を稼ぐのも良いですが、お金に稼いできてもらうのが効率がよく、精神的にも身体的にも優しいというものです。株で毎月1万円儲かれば生活の足しになりますし、お小遣いや家賃代、食費代に交際費など使いたいことも使えます。では「どこにいくら」かければ、毎月1万円入ってくる計算になるのでしょうか。手堅い銀行株の配当利回り上位15銘柄で構築していきます。
配当金利回りで考える
株式の売買は利益確定で売り抜けるのは、タイミングもあり難しく安定はしません。しかし保有し続けていれば、決算等のタイミングで配当金が出る銘柄もあります。(出ない銘柄・株主優待のみの銘柄は対象外)
配当利回りが2%の場合、単純計算で100万円分の株式銘柄を保有していると年間で2万円入ってくる計算です。1ヶ月に換算すると約1,666円と金額は低く、とても1万円には届きません。では単純に1,000万円分持っていれば1ヶ月16,666円入ってくる計算ですが、1つの銘柄を抱え込むのはリスクが高く、2%の利回りは高いとは言えません。もう少し効率よく、リスクを下げた構成にするべきです。
銀行株で月に1万円もらうには?
銀行株の配当利回り上位15銘柄です。これを上から順番に購入していくと、このような必要金額と配当金になります。
銘柄 | 必要金額 | 予想配当利回り | 予想金額 |
あおぞら銀行 (8304) | 418,000円 | 4.45% | 18,810円 |
島根銀行 (7150) | 141,200円 | 3.54% | 4,998円 |
みずほフィナンシャルG (8411) | 212,600円 | 3.53% | 7,500円 |
三井住友フィナンシャルG (8316) | 445,300円 | 3.37% | 15,006円 |
東北銀行 (8349) | 157,000円 | 3.18% | 4,992円 |
三井住友トラストHD (8309) | 413,400円 | 3.14% | 12,980円 |
鳥取銀行 (8383) | 191,200円 | 3.14% | 6,003円 |
トマト銀行 (8542) | 162,700円 | 3.07% | 4,994円 |
三重銀行 (8374) | 244,700円 | 3.06% | 7,487円 |
池田泉州HD (8714) | 154,500円 | 2.91% | 4,494円 |
愛媛銀行 (8541) | 140,100円 | 2.86% | 4,006円 |
第三銀行 (8529) | 175,700円 | 2.85% | 5,007円 |
長野銀行 (8521) | 201,600円 | 2.73% | 5,503円 |
フィデアホール (8713) | 221,000円 | 2.71% | 5,980円 |
りそなホールディングス (8308) | 191,880円 | 2.66% | 5,103円 |
注意点として一部の銘柄は最低購入金額が低いため、他と同じような金額に調整してあります。みずほフィナンシャルGは100株ではなく、1,000株、池田泉州HDは100株ではなく300株、フィデアホールは100株ではなく1,000株、りそなホールディングスは100株ではなく300株としています。どこかの銘柄に集中させるのではなく、リスク回避として分散投資しています。
日経平均が上がっているため、利回りは高くない
利回りは探せば4%や5%なんていう銘柄もあります。しかし堅実な銀行株ではほとんどなく、日経平均も上がっているため、利回りは下がり気味です。
・投資金額347万円
・年間配当金額11万円
・年間利回り3.25%
となります、これにもう少しだけ付け加えると、毎月1万円換算の配当金がもらえるというわけです。もちろん株価や配当金は上下しますし、配当金が無くなる事もあるかもしれません。目安として考えると悪くない数字ではないでしょうか。
少し前の記事ですがJリート(不動産)で1ヶ月45,000円配当金をもらうには、こちらの記事も参考になります。
銀行も生き残りをかけて必至に統廃合している
比較的倒産しにくい銀行業ですが、生き残りをかけて地方銀行は必至です。地盤が滋賀県、大阪府、兵庫県の関西アーバン銀行、みなと銀行、近畿大阪銀行も経営統合しますし、最近は関西は特に競争が激化しています。以前は和歌山県の紀陽銀行と和歌山銀行が、大阪では池田銀行と泉州銀行が統合しています。
地方銀行には大手銀行では真似できないサービスや機動力が魅力ですし、地方の会社を支えるのは地方銀行の役目です。守るだけでなく攻めも行う地方銀行は、今後もある程度の安定した基盤として、株式は持ち続けても良いのではないでしょうか。