初めての確定申告、税金を払う場所が見つからなくて困った、どこで支払えばいいか?

毎年2月3月になると税務署が混みます、それは確定申告のシーズンで自営業や経営者に副業のサラリーマンなど、様々な方が特定の時期に固まるため、混雑します。白色申告をして、支払う税金の額が分かったまでは良かったのですが、払いたくても払えないという事態に陥りました。納税したいんだけど、納税場所が見つからない、土曜日はそんな日です。


税務署で領収済通知書をもらった

白色申告の最終段階で、納税金額が決まると画面に表示されます。税務署のおばちゃんに紙を渡されて、「ここにその金額を記入してください」と言われたのが「領収済通知書」です。

出典:納付書(領収済通知書)の記載要綱 税務署

このような用紙で、税務署では既に「年度」「税目番号」「税務署名」が印字されています。右上の「整理番号」は税務署から個別に送られてくる場合は既に印字されているそうですが、初めての場合の番号はありません。

左の信託の名称には、納付の期限が印字されています。平成29年3月15日などです。「納期等の区分」では28年が既に印字されていて、「申告区分」では「確定申告」に○がされています。つまり、3月15日までに28年度分の確定申告の税金を納めてね、ということです。

重加算税や延滞税は違反や遅れた際の納付でしょうか、過少申告・不納付・無申告という欄も存在します。

「本税」のところへ税務署のおばちゃんに金額を書くように言われました。そして「住所(所在地・電話番号)」と「氏名(法人名)」を書き、合計額を記入し円マークを入れれば書類は出来上がりです。後はこの金額のお金を国に納めます。

近くの銀行へ支払いに行ったのだが・・・受け付けてもらえなかった

確定申告の金額が分かって、領収済通知書も書いたので「さあ支払いだ」と銀行へ行きました。ちょうどATMでお金を下ろす必要があったので、ついでに振り込もうと思ったら・・・Pay-easy(ペイジー)の文字が無い・・・そうです、このATMでは対応していなかったのです。窓口では対応しているかもしれないが、今日は土曜日の昼過ぎなので当然閉まっています。

郵便局へ税金の支払いに行きました

次に近くの郵便局へ行きました、というのも以前郵便局にて違う税金をPay-easy(ペイジー)で支払ったことがあったからです。間違いなく支払える、そう思って昼過ぎに行ってみると・・・ATMの営業が午前中まででした。自動ドアが開かなかったんですね、衝撃的でした。

次に少し大きめの郵便局へ行き、事前に夕方まで開いている事を郵便局の公式サイトから確認していました。到着すると無事ATMが使え、そこにはPay-easy(ペイジー)の文字が。「やったぞ、これで任務完了だ!」と思って入れようとしたところ、「領収済通知書が入らない」ことが分かりました。そもそもサイズが異なるし、どんな方向から押し込んでも受け付けてもらえません。

そうなんです、これ「複写式」でして窓口でしか扱ってもらえないのです。複写式とはヤマト運輸や佐川急便の宅配便でよくある、受け取り時にサインしたら控えをビリっとするアレです。

なるほど、サラリーマンは平日のお昼休みを潰して銀行に振込に行けという事だな、そう感じました。しかし1時間の昼休み中に、果たして窓口はすんなりと行くのでしょうか。飯を食いながら銀行の待合室にいるわけにもいきません。

ネットバンキングが簡単、初めての方はきちんと書類を確認しよう

平日は仕事で仕事終わりには銀行も閉まっているため、サラリーマンは土曜日か日曜日に動くしかありません。そこで考えたのがネットから振込ができるかどうかです。e-Tax(イータックス)で、電子納税が存在します。

電子納税の方法は2つあります。「e-Taxダイレクト納付」と「インターネットバンキング電子納税」です。前者は事前に税務署へ届出が必要で、預金口座の届出も必要です。となると後者しか選択肢はありません。Pay-easy(ペイジー)から「収納機関番号」「納付番号」「確認番号(税金・各種料金支払専用)」「納付区分」を入力します。


出典:三菱東京UFJ銀行

このような画面が出てくるのでそれぞれ、自分が振り込むことが向こうに分かるよう必要事項を入れていきます。

【収納機関番号】00200
【納付番号】利用者識別番号の事
【確認番号】自身で決めた半角6桁の数字
【納付区分】納付目的コードの事

実は私、うっかりしていて納付番号は1年目の納税者は発行されないんだと勝手に勘違いしていました。ここで分かっていれば金融機関をウロウロすることもありませんでした。

納付区分は税務署でメモしていない場合は、e-Taxで変更するか「納税用確認番号等の再発行」の届出を税務署に提出する必要があります。

小額なら税務署で支払うべき

実は税務署で確定申告が終わった後に支払うことが可能です。そうすることで、その日の内に申請から支払いまで1日で完結してしまうのです。

もちろん確定申告の納付金額が多くなればなるほど、多額の現金を持ち歩くので怖いですよね。小額の場合に使える技だと覚えておきましょう。こんなに支払いで悩むんならすぐに払いたかったものです。

確定申告支払いまとめ

小額で持ち合わせがあれば税務署で申請の帰りに支払うのが簡単です。その次ではインターネットバンキングからの振込が優しいでしょう。昼休みに抜け出したり、平日動けそうな場合は素直に窓口で「領収済通知書」を渡して現金で支払うのが無難です。窓口以外は領収書控えみたいなのはもらえないので、証拠を残しておきたい方は注意してください。