セゾン投信を解約しました、その理由は「コスト」と「手間」と「将来性」です

直販会社として投資信託を扱っている「セゾン投信」ですが、口座の解約を行いました。コツコツと積み立てていく積立購入で、将来の資産運用方法として人気でしたが様々な理由により積立をやめて、口座自体を閉じました。その理由とこれから目指すべき資産運用についてお話します。

セゾン投信とは2種類のファンドを取り扱っている

セゾン投信は投資信託を取り扱っている「直販」型です。直販とは楽天証券やSBI証券、マネックス証券などでファンドを販売ではなく、セゾン投信でしか直接販売していない、つまり直販ということです。

扱っているファンドはたった2つ、それが下記です。

1:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
2:セゾン資産形成の達人ファンド

1は、バンガードのインデックスファンドを通じた「株式」「債券」のバランスが50対50という分散投資されているファンドです。バンガードという会社は世界シェアトップクラスで、コストが安く運用額も高いことで知られています。

2は、個別の銘柄を調査して有望な投資先に投資をする、少しコストがかかるがリターンも高いであろうファンドです。

どちらも日本だけでなく世界中を投資対象として見ているので、分散投資が出来ているというわけです。

セゾン投信のコストは以前ほど安くはない?

セゾン投信といえば、コストが格安として市場で評価されていました。しかし現在のインデックス投信の中では、そのコストは安くありません。もちろん毎月分配型のようなファンドと比べれば格安ですが、他にも手数料の安いファンドはたくさんあります。

現時点でのコスト、つまり信託報酬は「年0.69%プラスマイナス0.03%」です。つまり0.66~0.72のコストが年間必要になってきます。そして解約した時に支払う信託財産留保額は0.1%で、途中で売ると他の投資家に迷惑がかかるので0.1%のペナルティを払ってもらう、というものです。つまり1年運用して運用益が出て売った場合、税金の他に0.72+0.1=0.82もの手数料がかかるという計算になります。

ファンド名 信託報酬 信託財産留保額
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.69%+-0.03 0.1%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 0.216% 無料
たわらノーロード 先進国株式 0.243% 無料
iFree外国株式インデックス 0.2268% 無料
eMAXIS先進国株式インデックス 0.648% 無料
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.216% 無料
世界経済インデックスファンド 0.54% 0.1%
SMT グローバル株式インデックス・オープン 0.54% 0.05%

他のファンドと比較してみましょう。ニッセイやたわらシリーズと比べると一目瞭然で、何と3倍の手数料がかかっています。これは儲けに関わらず必ず発生するコストの為、この差は20年、30年と積み立てた結果を見れば明らかな差が出てきます。コスト面を考えれば少しでも安いファンドへ投資をすべきです。

もちろん構成されている中身は全く同じではありませんので、一概にセゾンがダメなのかと言えばそうではありません。バンガードは信頼できるところですしセゾンも直販系ではコストも運用も頑張っている方です。なによりリバランスする必要がありません。

リバランスとは一部の資産配分が大きくなることによるリスクを抑える為に、調整することです。例えば株と債券が5対5から6対4になった場合、5対5に上手くバランス調整することです。

セゾン投信はネットというより対話型

セゾン投信はインターネットで活動というよりは、結構アナログ派です。その根拠はいくつかあります。まず全国各地でセミナーを行っていたり、主要都市で定期的に運用報告会をし、実際に投資家と会って話すという他のファンドには無い特徴があります。不安も解消されますし、会って話すことで信頼度も増します。他で宣伝ができない直販型が積極的に行う方法の1つです。

しかし考えてみてください、全国各地で場所を押さえて講演したり、移動したり泊まったりとその費用はどこから出るのでしょうか。信託報酬コストを下げない理由は、他でコストがかかっているから?と疑ってしまいます。

セゾン投信に問い合わせる際は、フォームやメールによる問い合わせはありません。全て平日に電話をすることが求められています。平日の17時までか・・・忙しいサラリーマンは昼休みを削るしかありません。

楽天証券などでは積立金額の変更はクリック1つで可能です。しかしセゾン投信では、書面を請求し、書面に捺印し変更届を行う必要があります。もちろん解約も電話で行う必要があります。

20年後、30年後には必ず年利5%で増えている?

過去の実績を見ると今後は年利4%~5%が期待できると話している方が多いですが、未来が読めるのでしょうか。リーマンショック以上の出来事が起こることはまず無い、本当にそうでしょうか。大事な時に、本当に多額のお金が必要になった時、マイナス運用でも取り崩す勇気はありますか、私にはありません。それを行ったとき、今まで積み立てた20年から30年を全て否定してしまうからです。

これらはどの投資信託の積立にも言えることですが、不透明な部分が多すぎます。リーマンショック時は、不動産や株のプロ中のプロも被害を被りました。今後年齢を重ねていき、老人ホームに入ったり介護をしてもらおうとしたとき、大きく元本を割っていても取り崩さなければなりません。

いやいや「10年待てばまた上がってくるよ、長期投資でしょ」、いいえ必要なのは今なのです、終わりの無い投資になってしまいます。それでもどうしても積み立てる場合は、少しでもコストが安いところで、今なら「ニッセイ」や「たわら」が適しているでしょう。

仕事をしていて「1年後の成績に応じて1年分のお給料をまとめて渡すね」というより、毎月決まった額をもらうほうが良いに決まっています。1年後結婚をしているかもしれない、親が倒れて介護が必要になるかもしれない、地震が起きたり、怪我をしたり・・・どうなっているか予測が付きません。

投資をするなら株や金銀プラチナ・債券に駐車場経営や太陽光、ネットビジネスやアフィリエイトに起業やソーシャルレンディングなどたくさんあります。

確かにインデックス投資信託の積立も、投資方法として有りでしょう。しかし皆がやっている、皆がオススメしているからやるのではなく、自分で納得できる投資方法をぜひ探してみてください。当サイトでもそういった情報をたくさん取り扱っています。