なぜ銀行は「カードローン」を契約させようとしているのか

銀行のCMやウェブサイトを見ていると「カードローン」という言葉が目に付きます。24時間対応、その場にいながら、口座がなくても等様々な謳い文句でアピールしています。銀行なんだから、法人企業にお金を貸したり住宅ローンでお金を貸したりすれば良さそうですが、なぜ金額の桁が異なるカードローンを押してくるのでしょうか。

企業はお金を借りてくれない?

銀行からお金を借りてくれませんか?と言われた事のある経営者は多いでしょう。お金が必要の無いときに貸してくれ、必要な時に貸してくれない。つまり天気の良い日に傘を貸してくれ、天気の悪い日に傘を持っていかれるとは例え話で良く言われます。

大企業はお金を借りる必要がありません。それは内部留保を蓄えているからです。簡単に言うと「儲けを蓄えている事」で、社内留保とも言われます。いろんな必要経費や税金を引いても余裕があるので、借りる必要が無いということなのです。

では中小企業に貸したらとなりますが、財務を見てみると余裕が無さ過ぎて貸せないとなるわけです。ということで企業へ貸せないので他で商売をします。

住宅ローンは儲からない?

銀行のローンといえば、住宅ローンです。特に大企業の社員や公務員には貸しやすいですが、金利が安くほとんど儲かりません。金利は1%を切っているところもあり、これだけ低いと額が大きくても人件費で儲からない状態に陥っています。借り換えで取り合いも多く、低金利時代では商売にならないのです。

金利が低下することで収益性が悪くなり、競争悪化でリスクが増しているのです。住宅ローンを組む方にとっては、これほど良い条件の時代は近年無いでしょう。今は自宅を建てたりマンションを買うのには条件が揃っています。

預金者は真のお客ではない

銀行の本当のお客は「お金を借りてくれる人」です。お金を預けられても儲けに直結しないので、お客のランクとしてはかなり低い位置にいます。銀行が儲かるにはお金を貸すのが1番手っ取り早いのです。

カードローンは儲かるのか?

他の商売を探しているとあまり良い儲け先が無く、結局はカードローンに行き着きます。利子も高く、キャッシング系大手の会社は軒並み、○○フィナンシャルグループといった傘下になっています。大手の銀行傘下だからといって安心して、ホイホイ借りまくると返済に苦労することになります。

無職でも主婦でも貸してくれるところがあるとも聞きますし、即日や低金利といった謳い文句もあります。クレジットカードのリボルビング払い(リボ払い)も金利が高すぎるので、銀行にとってはかなり儲かります。銀行の資産運用先として、個人にカードローンをしてもらうのが割が良いのです。それだけ他とは異なるほどの金利差があるため、利用するには余程の覚悟が無いといけないのです。