賃貸と持ち家で迷ったら、将来の資産運用を考えて答えを出そう

どちらもお金はかかりますが、どちらが良いのでしょうか。毎月の家賃がかかるなら、戸建て・マンション購入の方が良いのか。今後の引越しや環境の変化も考えると、マンションを借りた方が良いのか・・・。答えは資産運用でお金を貯める事を第一に考えましょう。そうすると自ずとどちらが良いか見えてきます。


賃貸のメリットとデメリット

メリット
・初期費用があまりかからない
・固定資産税がかからない(管理費などに含まれている)
・転勤やトラブルで引っ越したいときにすぐに行動できる
・共有部はマンションの家主管理の為、劣化に気を配る必要が無い

デメリット
・家賃が毎月発生し退去しても戻ってこない
・駐車場代が別途かかり、更新費用がかかるところもある
・壁が薄いので騒音問題に悩むことが多い
・一部を除いてペットが飼えない/ピアノが置けない

資産としての価値は当たり前ですがありません。20代の若い方に好まれやすく、40代以降になると持ち家率の比率が一気に高まります。身軽に動けますが、やはり家賃の負担が重くのしかかり、家族が増えて部屋数が増すにつれ家賃は跳ね上がります。

持ち家のメリットとデメリット

メリット
・資産になり売ることも貸すことも出来る
・駐車場代が不要で、更新費用が無い
・団信(団体信用生命保険)に入っていれば、返済者に何かあっても返済が免除されることがある。
・ペットやピアノなど自由自在

デメリット
・35年の住宅ローンなど、長い期間の支払いが必要
・近所トラブルが起きても移動出来ず、自治会への参加もあり
・修繕費やトラブルは全て自己負担

1番のメリットは自分の資産になるということです。しかし1度決めてしまうと身動きできない場合もあり、売りたいときに資産価値が下がっていれば損をする可能性も高くなります。悪い物件にしてしまうと負債になるのです。

将来の事を考えて資産になるのは「賃貸」「持ち家」どちらか

将来結婚したり、子供が出来たり自動車を持ったり、ペットを飼ったり趣味を楽しんだりと長い目で見て考えましょう。確かに賃貸でも可能なことは多いですが、お金を貯めて資産運用をするといった考え方では「持ち家」に軍配が上がります。

賃貸は支払うだけで残るのは「思い出」だけです。確かにお金で買えない価値があるならそれでも良いでしょう。しかし資産を形成していくにはそれでは苦しいのです。

可能性を考えれば持ち家に軍配が上がる

持ち家は自分のものになるわけですから、売るのも貸すのも自由です。お金になりますし、可能性の面で考えると資産になる可能性ほぼ0%の賃貸よりかは、持ち家の方が未来は明るくなります。

しかしそれはある条件が揃ったときです。何でもかんでもどこの持ち家でも、安心して将来を迎えられるかというとそうではありません。

持ち家を選ぶ際のポイントを押さえること

例えば田舎・元は沼地・高い・・・などの場合は、買うべきではないでしょう。将来的に地盤沈下や災害に遭う可能性が高くなりますし、資産価値の向上も維持も難しそうです。

1番大事なのは「場所」です。駅に近かったり年寄りだけでなく老若男女が入り乱れた活気のある街であること。需要があるので貸すことも売ることも可能性が高く、土地の価格や資産価値が下落しにくいのです。

山の近くや海の近くは避けて、地盤は昔どうだったのか、周りの環境は交通網が発達しているのかなど、地区で人気のエリアで少しでも価格を抑えて建てるのがベストです。ある程度の場所さえ確保できれば、建物は安く建てられる場合も最近では増えています。

地方の戸建て賃貸も優秀

私が住んでいるエリアでも戸建てですが、賃貸として情報誌に載っていました。地方では場所によりますが、戸建て賃貸も需要が高いのです。ただしファミリー向けのある程度広いスペースと、駐車場がある事が条件で、近くに小学校・中学校が無ければなりません(歩き・もしくは自転車で通学できる距離)。高校は電車通学や自転車通学が出来る距離にあれば問題ありません。

退去された後の修繕費は思ったよりもかかりますので、戸建て賃貸にする場合は家賃を高めに取っておくことが大事です。子供がいると家へのダメージは思ったより大きいからです。

このように将来的に需要がある「一定水準より高い持ち家」にすることが出来るなら、断然持ち家を建てるべきです。調べればその地域の現状は分かりますので、将来の資産運用を高める上でも掛け捨ての賃貸より、将来性で資産として持ち家にしましょう。