普段のリアル店舗の支払いから、家賃や公共料金の支払いに加えてネットショッピングの支払いなど、クレジットカードの活躍する場所は増えています。カードを作るだけでポイントやキャッシュバックがあり、昔は1人で何枚ものカードを作るのが流行っていた時期がありました。しかしよくよく考えてみると、最適なクレジットカードの枚数は「2枚まで」なのです。
クレジットカードを使うことは、お金を借りているという事
クレジットカードには「キャッシング」というお金を借りれる枠が存在します。それが100万円なら100万円分お金を借りている事になり、これは銀行側があなたを信用してお金を貸せる限度額ということになります。
これはその人の信用で金額が決まりますので、2枚持っていれば200万円、4枚持っていれば400万円、10枚持っていれば1,000万円などという枚数に比例して増えていくことはありません。
信用度はカード枚数で分散される
1枚に対して金額が決まるのではなく、1個人に対しての金額なのでカードを2枚持っていれば、それぞれ50万円、4枚持っていればそれぞれ25万円、10枚持っていればそれぞれ10万円と1枚当たりの限度額は減少します。
貸す方も無担保で大きな金額を貸したくはないのです。10枚クレジットカードを持っていて、1社のカード限度額が10万というのはカード会社から見れば自分の信用度が低いということが分かります。
たくさんのクレジットカードは管理しきれない
お小遣い帳のようにきちんと事細かく管理しているのなら別ですが、支払いを分けていると事故カードになる可能性があります。それはその支払いがどのカードで支払っているかを忘れていて、入金が遅れることです。
カードA:家賃・公共料金
カードB:街のショッピングや支払い
カードC:ネットショッピング用
カードD:携帯電話・スマホの料金や課金用
カードE:ホームページ代金・ドメイン費用
カードF:子供への仕送り
カードG:その他
など、せっかくカードを持っているのだから使わないと損だと思い分散させると、どれかでお金の確保が滞り信用度を低下させることになる場合があります。クレジットカードの枚数が多ければ多いほどこのような事態が起こりやすく、給与振込先として1枚から2枚までに集中させて分かりやすく管理をしましょう。1枚だけだと管理もしやすくて良いのですが、失くしたり不測の事態に備えてもう1枚の合計2枚がバランスが良さそうです。
1枚のクレジットカードに信用を蓄積していく
将来的には銀行で多額のお金を借りることになるかもしれません。それは住宅ローンであったり、教育ローンであったり、自動車ローンかもしれません。お金を借りやすくする方法として、その銀行での今までの実績が大事です。何年、何十年にも渡ってお金を借りて返済が無事完了したという実績があれば、貸してもらいやすいのです。
よく考えてみてください、いきなり訳の分からない人物に1,000万円貸してくれと言われるよりも、毎月10万円貸して返済してそれが10年続いた方の方が明らかに信用力は高いですよね。管理のしやすさと、今後の長いお付き合いを考えればクレジットカードは多くても2枚までに止めておくのが良いのです。
5枚も10枚も持っている方に聞いてみてください、そのカード全部使っていて、きちんと金額の流れを管理できていますか?と。おそらくほとんどの方がYESとは答えないでしょう。