バイトのシフトが多すぎる、学生が敬遠した方がいい仕事を知るには?

勉強をしながら学費や小遣いを稼ぐ為に「アルバイト」をする方は多いですが、仕事によっては無理がたたって勉強に支障が出たり、生活が逆に苦しくなったりと様々です。楽な仕事イコール時給も安いですし、競争率が無さ過ぎるとシフトの数が増えていきます。1週間に1日だったのが2日、3日と増えて断れず、どのような仕事は敬遠すべきなのでしょうか。


学業とバイトの両立は、実はかなり難しい

確かにアルバイトをすることで、遊ぶお金ももらえますし、いろんな出会いがあったり、学校では経験できないことを知ることも出来ます。しかし対価をもらって時間を渡しているに過ぎず、学生生活から時間が減っています。生活に困っているわけではないにも関わらず、週1で入るはずが、気付いたら週5で抜け出せない状況になっている事も珍しくありません。

最近ではブラック企業・ブラックバイトという言葉もあり、社会経験の浅い未熟な学生に対し高圧的な態度や命令をする企業も増えています。そのせいで「会社の都合に合わせたシフト」になるのです。

嫌なら辞めればいい?いいえ、そう甘くはありません

学業に支障をきたしたり、生活が回らなくなってきたら「辞めればよいのでは?」と思う方も多いでしょう。特に社会人や大人たちはそう考えています。しかし学生の考えは狭く、特に高校や中学では「学校こそ人生の全て」と思って生活してきたはずです。それが大学になって、いきなり「全てでは無い」という発想にはたどり着かないのです。

それは仕事でも同じで、「任された仕事はきちんとやらなければいけない」「人として裏切ったり約束を破ることはダメ」「逃げるようで格好が悪い」と、マジメな日本人が前面に出てしまい、サービス残業やノルマを課せられても「おかしいんじゃないか」とは思えないのです。もし思ったとしても、理由・理屈を突きつけられて説得されます。経験がない為、それがおかしいことが分からなくなるのです。

高校時代からバイトを経験する方が減ってきたり、中学・高校で仕事に対する対策や指導が行われなかったのも原因です。しかし教える先生も、若い頃から教師だった場合は学校以外の社会経験は浅い為、仕方が無い部分でもあるのです。

オーナーや店長の性格でシフトは変わる

働いているお店が、コンビニやレストラン・飲食店やスーパーといったサービス業の場合は、シフトを決めている店長やオーナーによって全く異なる環境になります。従業員の事を考えた配分や配置、モチベーションを上げる努力やストレスを軽減させる為に努力したり、いい意味で流しているようなのんびりとした所では、「働いていて楽しい」と思えるものです。

しかしギスギスしていたり、縦社会や体育会系のノリで決まってしまうとストレスや一種の洗脳状態に陥ります。仕事の環境は大事ですが、人と人との人間関係の部分がシフトに大きく影響するのです。

働く時間は自分で決める?シフトにする?

働く時間は大きく分けて2種類存在します。それは「時間が固定されている」場合と、シフトの場合です。

時間が固定されているとは、月・水・金曜日の○時から○時まで働くという契約をした場合です。これは予定が組みやすく、例えば土日は完全に休みとなります。しかし固定されているということは、何が何でも仕事があると言う意味で、年末年始・正月・お盆休みにGW(ゴールデンウィーク)などでもお構い無しで仕事があります。

ではシフト制はどうでしょうか。シフト制は自分が希望する曜日や時間を出しておき、それに応じて休みを取る事が可能です。用事が入った場合は周りと相談したり、日をずらすことで対応も可能です。しかし休日に出る可能性もあり、周りの学生や友達・家族と予定が合わなくなる事も多々あります。

シフトは働く時間が明確に決まっていないので、人数が多い都会や人気のある仕事の場合は取り合いになり、バイトが休みになる事もあります。それだけ仕事に振り回されて、仕事の予定を優先しそれから他の予定を決めるということが増えるのです。

深夜のコンビニは有りか?

深夜のコンビニというと、お客が少なく時給も高いというイメージがあります。実際そういうところが多いでしょう。(一部では夏休みに暴走族が花火を買いに来たり前で集まるところもありますが)

最近ではセキュリティーもコンビニが高く、都会でも人目があるので安心して働くことも出来ます。逆に中途半端な田舎の場合、隣に交番があっても無人なんてことはよくあります。ワンオペという言葉もあるとおり、1人で働く場合は気が楽でよいかもしれません。2人1組のツーマンセルが多いですが、その場合はもう1人があまり働かなかったり相性が悪いと結構苦痛です、深夜はそういったデメリットは少なくなります。その代わり、何か起こっても自分で対処できるというある程度の知識は必要になります。ですので、最初から深夜にするのではなく慣れてきて自分だけでこなせるようになってから、深夜も入ることにしましょう。

学生のバイトは入れ代わりが激しい

学生のバイトは、突然来なくなる事もあれば数日シフトが空いただけで、もう知らない方が働いていたりするものです。そんなことが許されるのは学生の内だけ、ということは学生も分かっているのですが、マジメすぎると見えてこない時があります。

しかし連絡もなしに休んだりバックれるのはいけません、仕事をする上できちんとした筋を通してから辞めましょう。向こうから見ると「あぁ、またか」程度にしか思っていませんので、そこだけに固執するのではなくいろんなバイトをしてみて経験する事が大事です。なんといっても社会人として働けば、転職をし続けることは難しいからです。日本では欧米(アメリカ)諸国とは異なり、転職回数が多いと評価が低く見られがちです。

学生の内はバイトは辞めまくってもいい

勉強が好きなら家庭教師、黙々とこなしたいなら工場・ラインの仕事。パソコンが好きならプログラマーやデザイナーなどの仕事があります。清掃やレジ打ち、監視員や誘導係など様々な仕事をしていくと今後の興味のある分野が見えてくるかもしれません。1つの物事に拘る必要はまだ無く、学生の内はどんどんとバイトを辞めては始めの繰り返し、これでいいのです。