クラウドファンティングでゲームの開発を応援することができる時代

出典:Shenmue 3

ファミコンから始まり、プレイステーションやWiiなどゲームは進化してきました。クラウドファンティングで、大好きなゲーム製作に協力することができるとのこと。一体どういうことなのでしょうか。

最近のゲーム事情は携帯へ移行しつつある

ドラゴンクエストやファイナルファンタジー・スーパーマリオにポケットモンスターなど日本国内のみならず、海外でも様々な国で日本の作品は遊ばれています。最近は携帯ゲームが増えてきて、PS4等は苦戦を強いられています。特に画質が極端に上がっているので、製作するための費用が捻出できないという問題があり、捻出できてもそれに見合うだけ資金が回収できません。

続編を待っていても作られず、作っても売れないし儲からない、それじゃあ誰も作りませんよね。

携帯のゲームでは基本無料のアプリで、アンドロイドやiosなどで様々なゲームが遊ばれています。開発する際にPS4クラスの費用や労力がかからないので、比較的簡単に生み出せるからです。ですが、携帯ゲーム機でどの程度まで実装できるかは、携帯電話やスマートフォン本体のパワーにかかっています。いわゆるゲーマーと呼ばれる人は納得しないでしょう。

ゲームの続編作製に賛同してくれる人に資金を募る

そこでアメリカで登場したのがクラウドファンティングです。これはお金を借りたい企業とお金を貸したい個人が、それぞれの利害関係を一致させて資金を援助するサービスです。

そこに目をつけたのが皆さんご存知の「ソニー・コンピュータエンタテインメント」です。

シェンムー3の開発資金を調達したい

シェンムーという作品をご存知でしょうか、これはドリームキャストで発売されたアドベンチャーゲームです。ものすごく評価の高い作品で、当時驚くほど高く評価されていましたが続編は出なくて、中途半端なストーリーで終わっていました。

この続編をソニーが自分達で開発費を出さずに、クラウドファンティングで開発資金を調達することにしたのです。もちろん出資者には、資金に応じて体験版や製品版をダウンロードしたりと特典があります。

目標額が200万ドルに対して何と、最終的には633万3295ドル集まったとの事です。

出典:「シェンムー3」、最終的に8億円近くの資金が集まる ビデオゲーム過去最高額

ゲーム「シェンムー3」(PC/PlayStation 4)の開発資金を募るKickstarterのプロジェクトが7月18日午前に締め切られ、最終的に633万3295ドル(1ドル=124円換算で約7億8500万円)が集まった。

特に募集開始して最初の9時間で、日本円にして2億4700万円を調達したというから驚きです。アメリカだからこそ、ここまで伸びたのかもしれませんが・・・日本国内でもこういった動きはどうなのでしょうか。ここまで予算があればかなりのシステムが搭載されたゲームが作製できそうです。

シェンムー3の募集が開始されたのは2015年6月16日です、時系列で順を追ってみていきましょう。

どのように募集が始まっていったのか

出典:まさかの「シェンムー3」開発へ Kickstarterで資金調達スタート

Kickstarterのページによると、29ドルの支援でPC/PS4向け製品版のダウンロードが可能。100ドルなら体験版も楽しめる。目標は200万ドル。締め切りは7月18日。

なるほど、Kickstarterというクラウドファンティング(日本ではソーシェルレンディングとも呼ぶ)が始まったと。

【特典】
・29ドル支援 製品版がダウンロードできる
・100ドル支援 体験版で遊べる

金額が多くなるにつれて、出資するファンへのサービスも増えていきます。もちろん開発までかなりの時間を要するので通常の出資などと違い、計画通りに進むかはわかりません。

出典:「シェンムー3」開発スタッフ募集中

平井氏はスタッフ募集にあたり、「みなさんの期待している『シェンムー』。遊んで頂いて「面白い」を体験して頂ける『シェンムー』。ボクたちと一緒に創り上げませんか」などとコメントを寄せている。

開発会社はネイロという会社です。会社概要を見ると、従業員は30人ほどの会社で平均年齢は32歳とのこと。

事業実績を見ると、「LEFT4DEAD -生存者たち- アーケード版」やスマートフォン用ゲーム「Klee(クレー)~月ノ雫舞う街より~」「侍揺(サムライロックンロール)」「Android版『orgarhythm(オルガリズム)』」PlayStation(R)Vita 『orgarhythm(オルガリズム)』などを手がけた会社との事です。

開発会社:ネイロ株式会社

出典:「シェンムー3」開発決定 目標200万ドルを8時間半で達成

「シェンムー3」の開発資金を募るKickstarterのプロジェクトが6月16日、開始から約8時間半で目標の200万ドル(約2億4000万円)を達成し、開発が決定した。

開発が決定したということは、最低コレだけ集まったら開発していきますよという金額が集まったということですね。集まった資金額に応じて、シェンムー3の機能追加なども予定しているということで、350万ドルが集まると「スキルツリーシステムの実装」を予定しているとか。金額に応じて機能が盛りだくさんになるそうで、それだけスキルツリーを実装するにはお金がかかるといえます。

出典:「シェンムー3」資金、Kickstarterで5億円突破

ゲーム「シェンムー3」(PC/PlayStation 4)の開発資金を募るKickstarterのプロジェクトで、集まった資金が5億円を突破した。

資金がどんどん増えていきます。確かにパソコン用とPS4用の2つを製作するのでかなりの費用がかかりそうです。

そして最終的に8億円集まり、製作が開始されます。完成は2017年12月を予定しているそうで、体験版をプレイしてくれた出資者に感想などを聞くのでしょうか。

ユーザーと一体になってひとつのものを完成させていくって素晴らしいですね。ただ昔からゲームの開発というものは延滞がつきもので、予定は未定となるケースが多いです。予期せぬバグやシステムトラブルなどで遅くなるのも仕方が無いことですが、ユーザーの満足いく作品に果たして完成させることが出来るのでしょうか。