子供の口座を作るなら、大手銀行や地方銀行でなく郵便局で作るべき

出典:郵便局

将来的に子供の為に子供貯金をしよう、そう思い子供の通帳を作ります。お年玉や毎年積み立てるように決まった額をいれておこう、そう思っている親は多いものです。しかしいざ通帳を作る際、近くのよく使う銀行で作ると将来的に面倒なことになる恐れがあります。一体どういう事でしょうか。


郵便局で子供の通帳を作るには

郵便局で自分の子供の通帳を作るには、いくつかの資料が必要です。

子供の健康保険証(身分証明として)
親の免許証や健康保険証
印鑑登録の為の印鑑

この3点が必要です。お金は10円でも入れれますし、特に必要ありません。他には暗証番号は現在では誕生日や生年月日、住所などの分かりやすいものは使えませんので、どこかにメモしてすぐに書けるようにしておきましょう。

窓口で総合口座の申込書に記入するとデザインが選べたり、暗証番号を入力して作成となります。ひとまずは親の銀行印でも良いですが、子供に将来的に渡す場合は新しい銀行印を1つ作っておくのが良いかもしれません。

なぜ郵便局で子供の通帳を作るべきか?

例えば大手銀行なら「三菱東京UFJ銀行」や「みずほ銀行」、「三井住友銀行」などメガバンクがありますが、全国で見ると数は多くありません。地方に行くと市に1つしか無いところもあります。しかし郵便局の場合は日本全国どこにでもあり、とても便利です。

銀行が無いからといってお金を下ろせなかったり、振り込むことが出来ないことはまずないでしょう。将来的に大学や就職、転職で引っ越した場合でも特定の銀行に依存することなく使うことが出来るのは郵便局の1番のメリットなのです。

逆に1番やってはいけないのが、地元にある地方銀行です。都市部に行くと銀行そのものが無く、下ろそうと思っても毎回手数料が必要になり、住所や電話番号の変更、手続きがややこしいものは足を運ぶに運べません。

子供用の通帳はもちろんデメリットもあります

しかし子供用の通帳はメリットばかりではありません。もちろんデメリットもあり、それが本人でないとお金の引き出しが出来ない可能性があることです。いざ使おうと思ったときに、お金が大量に入っていると振り込め詐欺やセキュリティーで、額が大きくなればなるほど引き出す際に困ります。

他にも110万円以上の年間の受け渡しには贈与税がかかってきたりと、税金上ややこしい問題もあります。子供が成人すると親が手を出せなくなります、具体的には解約には子供に頼んで委任状を書いてもらう必要があるなどです。

使う用途を決めよう

そうはいっても子供用に口座を作ることは、子供の将来を考える上で非常に大事です。児童手当を管理するためや、学資保険の利用、最近ではNISAで資産運用する親も増えています。

子供に言うか言わないか、言うとしたらいつの段階で言うかは人それぞれですが、子供の為に親が出来ることって意外と多いものです。