仕事に旅行に特に地方では、電車ではなく自動車で動くことが多々あります。下の道では遠くて混むので、遠出する際は高速道路を使うのですが値段が高いのがネックです。少しでもお金を節約する為に、途中のインターチェンジで高速を降りてしまうと今度は時間がかかり、信号でストップ発進を繰り返し燃費も良くありません(高速でもSAサービスエリアはありますが、数がとても少ない)。そういうときは高速道路の乗り放題プランを検討してみるのも良いかもしれません。
目次
ETCが付いている前提
まず乗り放題をする条件として、ETCカードを備え付けている必要があります。ETCの普及率は年々伸びていますが、電車や下道を通ることがほとんどという方は使わないことが多いのも事実。最近では新車を購入時にサービスとして付けてくれるところもあり、使わなくても付けている自動車も数多く存在します。
ETC車の基本料金は、現行の「6km毎の料金距離に応じて加算される料金体系」から、「0.1km毎の料金距離に応じて10円単位で加算される料金体系」になります。なお、激変緩和措置として上限及び下限料金を設定しており、普通車の場合、上限料金は1,300円、下限料金は300円となります。現金車は、普通車の場合、一部の区間を除いて1,300円をお支払いいただきます。
出典:首都高ドライバーズサイト
ETCを付けていない現金車は細かく料金が精算されない分、ETC車より多く払うというETC非搭載車に厳しくなる料金体系になりました。
NEXCO東日本(ネクスコ東日本)の乗り放題とは?
NEXCO東日本(ネクスコ東日本)は「ドラ割」です。首都圏から青森までが対象ですが、出発地と日数により料金が異なります。
・首都圏出発プラン
首都圏を発着地として、東北の6県を周遊する定額プランです。
普通車 13,500円(3日間) 15,000円(4日間)
軽自動車 10,500円(3日間) 12,000円(4日間)
・北関東出発プラン
北関東を発着地として、東北の6県を周遊する定額プランです。
普通車 12,000円(3日間) 13,500円(4日間)
軽自動車 9,500円(3日間) 10,500円(4日間)
・東北周遊プラン
東北6県を発着地として東北6県を周遊するプランです。
普通車 7,500円(2日間) 8,500円(3日間)
軽自動車 6,000円(2日間) 6,500円(3日間)
ここでいう東北6県とは、青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県の6県です。注意したいのは東北6県を発着地とした場合は、2日間と3日間プランしかないことです。
NEXCO中日本(ネクスコ中日本)の乗り放題とは?
・やまなしドライブプラン
出典:NEXCO中日本
東京・山梨・神奈川・名古屋・富士山のどこからどこまで乗るかでコースの料金が変わります。
・みえ旅ドライブプラン
出典:NEXCO中日本
・ぐるっと飛騨・富山ドライブプラン
出典:NEXCO中日本
富山・飛騨の周遊コースか、富山・飛騨に郡山を加えて3日間にしたコースかの2種類です。
・福井ドライブプラン
出典:NEXCO中日本
福井の周辺か名古屋の周辺かでコースが変わります。
・快走G割! 岐阜県周遊ドライブプラン
出典:NEXCO中日本
このようにその地域の場所によってドライブプラン(乗り放題プラン)の名称が変わり、料金も異なっています。
NEXCO西日本(ネクスコ西日本)の乗り放題とは?
・九州観光周遊ドライブパス
出典:NEXCO西日本
画像左が九州発着となる場合の乗り放題プラン、画像右が山口発着・広島島根発着・岡山米子発着・四国発着・兵庫大阪発着それぞれの乗り放題プランです。
・京都・若狭路・びわ湖ぐるっとドライブパス2016
出典:NEXCO西日本
京都府と福井県に限定するか、京都府と滋賀県に限定するか、1府2県全てを対象とするかがぐるっと乗り放題プランです。
・ぶらり中国ドライブパス2016
出典:NEXCO西日本
こちらは関西・四国・九州から中国地方へ行くか、中国地方の方が中国地方を巡るかで料金が変わります。
・四国まるごとドライブパス!2016
出典:NEXCO西日本
京阪を発着にするか、瀬戸内を発着にするか広島・岩国を発着にするかで料金が変わります。
高速道路乗り放題を購入して適用する方法とは?
基本的にはそれぞれ大まかな購入方法は同じです。各NEXCOのサイトで会員登録をして、ETCカード番号・ご利用開始日を登録します。申し込めるのはETC搭載の普通車と軽自動車で、二輪車も問題ありません。ETCコーポレートカードでは申し込めないので注意が必要です。
地方では発着エリアによって申し込むプランが異なるので、事前に高速道路のどこを通るか計画してから乗り放題プランを利用するようにしましょう。