無料で航空機の座席をグレードアップするには条件がある

旅客機の座席には等級があり、ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスなどそれぞれサービスの質や金額が異なります。長旅になる場合は少しでも良い座席にしたいのは全員が思うところですが、金額的に難しいことがほとんど。しかしいくつかの方法を使うことで、グレードアップさせることが出来る場合があります。

オーバーブッキングとは?

オーバーブッキングというのはダブルブッキングのことで、定員に対して過剰に予約を取っている事を意味しています。例えば100人が定員のところに120人をお客として予約を受け付けます。そうすると全員が来ると20人がその飛行機に乗れません。

通常はキャンセルが出るため全員が乗れることもあるため、あまり問題にはなりません。しかし航空会社の想定の範囲外の事が起きることもあり、乗れない場合が存在します。その場合は補償なり応相談ということになります。

アナウンスを聞いておく

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空港では「○○便のお客様で他の便へ変更してもいいお客様はいらっしゃいませんか?」とか「座席が満席ですので、譲っていただける方はいませんか?譲っていただけた方には1万円かマイルを差し上げています」など、オーバーブッキングに対してアナウンスが流れます。

この際にエコノミークラスの料金でビジネスクラスへ変更することが出来るチャンスです。向こう側の都合で空いているビジネスクラスに変更するわけですから、差額を支払うことはありません。

他にも妊娠時に不安定な状態で、カウンターで席を変更してもらえないかと交渉すると、ビジネスクラスがスカスカの状態の場合、配慮してもらえるという話も聞いたことはありますが定かではありません。ほとんど可能性は無いでしょう。

日本国内会社では待遇が良いが・・・

このような代替案は国内ではきちんと制度として決められています。

ご予約をお持ちのお客様の数が座席数を上回り、座席が不足した場合、当該便を予約済みのお客様の中から、ANAが提示する協力金額および代替交通手段に同意され、自主的に便の変更等についてご了承いただける方を募り、ご協力いただいたお客様に対して、協力金のお支払いおよび代替交通手段の提供を行う制度です。

出典:フレックストラベラー制度のご案内 ANA

当日なら1万円・翌日以降なら2万円という風に協力金額が決まっています。マイレージクラブの会員の場合はマイルの場合もあると記載されています。

国内の会社ならば話も通じやすいし世界的に見ても、乗れない可能性はかなり低くなっています。しかし海外に行くと、特に海外から海外への旅行時は注意が必要です。

交渉の話が出来ない場合がある

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カナダへ ツアー(結構 有名な旅行会社です)で旅行に行きましたが、デトロイトの空港でオーバーブッキングに遭い、友人を含め、4人のツアー客が予定便に搭乗できず翌日の観光ができなかったそうです。

出典:オーバーブッキングで観光が出来ない場合は?

予約をしていたはずがオーバーブッキングに遭った、ここまではよくある話ですが代替案が次の日に変更としか提示されなかったとのことです。

一方的に「次の便になりますよ」といわれて、それに従ったのだとしたら、それで交渉終了です。乗る権利を強く主張したものの勝ち、ということになってしまいます。「これに乗れないと、翌日以降の予定が狂ってしまうので、是が非でも乗せろ!」と交渉すべきだったのです。海外では、その場で解決することが大事なのです。

申し込み時の注意書きとして、保障しませんと書かれている場合もあり、その際は注意が必要です。航空会社によっては次の日に回されて、保証金などはなし、となるとこちらの旅行日程に狂いが生じます。現実問題として航空会社・旅行会社ともに責任は無いですが、最大限の配慮をしてくれるよう求めたいところです。

日本の航空会社の場合はきちんとした規定で、ホテルの代金や交通費なども出してくれるところが多いですが、特に海外旅行では最悪の場合も想定して行動しなければなりません。

必ず乗れるようにするには?

国内でしたらオーバーブッキングでグレードを上げれる可能性もありますが、海外ではむしろきちんと指定した時間に出発できることを1番大事にしたほうがいいでしょう。

その方法は早めにチェックインすることが重要で、遅くなればなるほど定員に引っかかりオーバーブッキング対象となります。そして予約レベルが高いチケットにしておきましょう。海外ではチケットレベルのようなものがあり、正規の値段で買ったところが1番強く、格安と謳っているところは優先から外された扱いになる場合があるので気をつけましょう。