引っ越しが必要になったときや、引っ越したいなと考え始めたときに必要なのがどこにどうやって住むか、ということです。どこでも良いなら物件はいくらでもありますが、ある程度良い物件に住みたいのは当然の事です。しかし妥協点や拘りが強くて決まらなかったり、不動産会社の押しで決めてしまっては後で必ず後悔します。そうならない為には自分でコレという譲れない箇所を決め、どのように過ごしたいかを頭に描くことです。
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人気のある内装は何だろう?
1番人気のある装備品は「風呂(バス)・トイレ別」でしょう。清潔感が全く違い、特に女性は外せないと考える方が非常に多いです。似た装備として「ユニットバス」がありますが、これは風呂とトイレが同じ部屋にあり、カーテンで区切られています。基本的にはシャワーを使って湯船には溜めないシステムです(湯船に溜めると溢れたらトイレが水浸しになるため)
しかしユニットバスにすると家賃がかなり安くなり、都市部では古い建物が多く一等地で少しでも価格を抑えようとすれば、ユニットバスの物件が多くなります。とりあえず住むだけ、誰も人を呼ぶことは無い、という場合は都会でユニットバスは有りでしょう。
独立洗面化粧台は欲しい?
その次に人気なのが「独立洗面化粧台」です。顔を洗ったり歯を磨いたり、頭を乾かしたり、髪形を整えたり、化粧をしたりと洗面台は様々な場面で活躍します。ユニットバスの場合は水を出したり鏡が置いてあるのがお風呂場になるため、バストイレ別・独立洗面化粧台はセットで探される方が多いのです。
独立洗面化粧台が無い場合は、室内に鏡を設置したり台所で歯を磨いたりとかなり不便になります。価格重視で行くなら外しますが、友人を招く際は無いと恥ずかしいという方も少なくありません。地方や田舎の場合は部屋が広いため、むしろ設置されている方が多いくらいです。
オートロックは都市部では必須?
田舎や地方のマンション・アパートでは無いところも多いですが、都会ではオートロックは必須です。都会では様々な業者が訪問販売や勧誘に訪れますので、入り口で止めることができるオートロックは安心です。近年はストーカーや不審者問題もありますので、女性は必ず選択するべきでしょう。オートロックが無いと不安で眠れないという方もいるほどです。
私の体験談としてオートロックでない部屋にいるとき、「近所に引っ越してきたのでご挨拶に」、と言うので出るとクリーニングの押し売りでした。確かに同じマンションの住人とは言っていないし間違いではないけれど・・・。他にも宗教の勧誘や宝石の販売、怪しい人が果物を売りにきたりと不気味な体験もありました。
強固なセキュリュティーシステムとして「ディンプルキー」が搭載されていたり、監視カメラやホームセキュリュティーのような警備会社と提携しているところもあるので詳細を聞いてみましょう。私が昔借りていたところはALSOK(アルソック)のステッカーが貼ってありました。ただし住民が好きに呼べるシステムではなく、管理会社が入っているだけという場合が多いです。何かあっても管理会社経由でないと動かないということです。
階層は2階以上にすべきか?
都会では間違いなく2階以上にすべきです。1階では防犯も役に立たず、ベランダから簡単に侵入されてしまいます。それに人が多い場所は騒音などで夜寝れない場合もあります。
2階以上にする際も、ゴミ捨て場から登ってこれたり隣のマンションから飛び移れそうなところは少し考え物です。人通りが多い場所なら目に付きますが、目に付かないところだと狙われる可能性もあります。
駐輪場は基本無料、駐車場は高い
田舎や地方の場合は駐車場まで無料で付属してくるところもあります。その場合は借りる必要が無いのでありがたいですが、都会は月に2万円や3万円は当たり前です。基本は自転車と電車で動くようにすればお金は浮くでしょう。駐輪場は1台は無料で2台目からお金を取られるところもあれば、中型バイク・大型バイクが置けるところまで様々です。バイクや駐車場を都会で置きたい場合は、駅から離れたマンションにすると土地が安いため駐輪代が安くなっている事が多いです。
追い炊きやクローゼットは考えない
今の時代追い炊き機能を搭載しているところは少ないですが、高級マンションになると逆に搭載しているところがあります。しかし需要は少なく、クローゼットも無くても困らないことがあります。なぜならクローゼットは家具などで後から置くことも可能だからです、クローゼットが無い部屋でもクローゼットがあるように設置することができるものが売っています。
不動産屋へ行く前に下調べを
今はインターネットで検索して調べれる時代です。どのくらいの物件がどこにあるのか、住む地域さえ決めれれば自ずと住める場所も決まってきます。
しかし上記のような「おとり広告」も数多く掲載されているため、本当の相場というものを自分で調べて借りる必要があります。これは中古車にも当てはまることで、安い物件に釣られて訪れさせ、他の高い物件を勧めるという昔からの手口です。良い物件はたくさんありますが、予算が限られるので取捨選択し妥協点を見つけることが良い物件にたどり着く近道となります。