コンビニエンスストア各社が「からあげ」を販売しているのは有名です。大抵は揚げたてとしてレジの近くで販売している事がほとんどで、唐揚げ1個単位での販売や、唐揚げの棒に突き刺して、何個かまとめて売っていたりします。
コンビニエンスストア各社の「からあげ」主力商品
では各社の「からあげ」商品を見てみましょう、主力商品は何なのでしょうか。
【セブンイレブン】
セブンイレブンといえば、「若鶏のからあげ」で「若鶏の塩からあげ」も新しく出ています。1個単位での販売と、4個まとめて串に刺さった「からあげ棒」もお買い得で人気です。食事のお供として1個だけ食べたい、という時に重宝します。
【ローソン】
ローソンといえば「からあげクン」でしょう、唐揚げ君ではなく、平仮名とカタカナを混ぜてるのでキャラに可愛さが出ています。「からあげクンレギュラー」や「からあげクンレッド」の定番をはじめ、北海道チーズ・ねぎ辛味噌味・サワークリームオニオン味・塩こんぶ味・バターチキンカレー味・トムヤムクン味・餃子味などもあり、バラエティー豊なラインナップです。「俺のからあげクン」という名前で、渡り蟹のトマトクリームソース味・クワトロフロマッジ・オマール海老のロースト風味などの面白い特集の新味もあります。
【ファミリーマート】
ファミマでは「ファミから(もり山しょうゆ)」「ファミから(もり山しお)」というスタンダードに加えて、しょうが醤油の「からあげ串」が主力です。こちらもセブンと同じように2種類のスタンダードと棒付きとなっています。
【サークルKサンクス】
サークルKサンクスは、焼き鳥やチキンが強いこともあり、「からあげ棒」1本のみとなっています。パンも美味しいのが多かった記憶があるので、唐揚げはあまり力を入れていないようです。
他にも「ミニストップ」「デイリーヤマザキ」「セイコーマート」「ココストア」「ポプラ」などが続くが、主力4社で全コンビニの8割以上を占めています。
ローソンの「からあげクン」最強伝説
これからはローソンで発電することになるのか。面白い試みをしていくそうだ。
コンビニ大手ローソンは、「からあげクン」などの揚げ物を店頭で調理する際に出る廃油から電気をつくる「バイオマス発電」に乗り出す。業界初の取り組みで、太陽光発電などと組み合わせると、外部から買う電力を従来より約7割減らせるという。
電力を発電して、自社で使うことによって電力量を7割減らせるという。ここでいうポイントは、電気代が7割減るという事ではなく、購入する量が7割減るという点だ。
ローソンで「からあげ」を作る際に油を使うが、調理した油をたくさんの店からかき集めて一箇所にまとめる。そして燃料にして、その燃料を各コンビニで発電機として使うというのだ。再利用しないで捨てるのと、再利用するのとでは見方がまるで異なるだろう。特に油というものは廃棄が厄介で危なく、環境にもよろしくない。
特にコンビニはただでさえ24時間営業で電気代がものすごいことになっている、太陽光を使えば良いのではと思うかもしれないが、立地条件が悪いところも多い。ビルの中に入っているところもあれば、店舗を間借りしていてソーラーパネルを設置できない所もあるだろう。
しかしこの「バイオマス発電」って何なのだろうか。どうやって油から電気を生み出すのだろう。
バイオマス発電とは?
バイオマスとは、bio(生物の資源の事)mass(量)ということらしい。つまり資源を集めて電気に変換する発電方法ということだ。
もう少し分かりやすくすると、森林などの木や廃材、下水処理や泥水、家畜の糞や尿、食べ物の残飯などから作り出すことの出来る、環境にやさしい燃料なのだ。
環境にやさしい素材を発酵させて燃やすと、エネルギーになるという。確かに本来処理されるものが再利用され、環境にも良いと言うのは画期的な方法だ。
しかしコンビニから集めて、工場で加工してまたコンビニに運ぶにはトラックや輸送などガソリンも人件費もかかってしまう。それをかけてでも行ったほうがメリットは大きいという事になる。それだけ油の処分は厄介になるというが分かる。