クラウドバンクが業務を再開した、はたしてどうなる?

ソーシャルレンディング(クラウドファンディング)で私も投資をしている「クラウドバンク」がついに営業を開始しました。新しい案件や今後の動向など、どこが変わったのかも含めて確認していきましょう。

そもそも再開ってどういうこと?

サービス開始からずっと営業してきましたが、いろいろな事情で「証券取引等監視委員会」から行政処分が出され営業が止まりました。

詳しくは7月に書いた、下記記事をご参照ください。

ソーシャルレンディングのクラウドバンクが、業務停止命令を受けた件について

簡単に説明すると、お客の資金管理が不十分だったということになります。運用資金をクラウドバンクに入金した際に「入金したよ!管理画面に反映させてね!」と以前は別途連絡しなければいけなかったのです。今時そんな管理体制をとっている時点で、なんだかな~と思っていましたが、やはり管理体制に問題がありました。

3ヶ月の行政処分があけましたが、顧客の資金整理に時間を費やす為に自分達で管理できるようになるまで自主営業停止になっていましたが、ようやく目処がついたようです。

弊社は、平成27年7月3日に関東財務局長より行政処分を受け、業務停止命令に基づき、平成27年10月9日までの間一部業務を停止しておりました。さらに、業務改善事項の一部が完了していなかったことから、10月10日以降も業務の一部を自主的に休止し、業務改善命令の完遂に取り組んでまいりました。

そしてこのたび、業務再開への準備が整ったことから、これまで停止してきた以下の業務を再開することとなりましたので、謹んでお知らせ申し上げます。

出典:業務再開のお知らせ

ようやく再始動という事です、念には念を入れて準備していたのでしょう。そりゃあそうです、次はもうありませんからね。2回目の業務停止など起これば取り返しがつかなくなります。

どこが変わったの?

口座への入金関係が手動から自動に変更になったのは、少し前の事です。クラウドバンクに連絡する必要が無く、自動入金扱いになっています。

総資金推移として現在の管理運用金額を、グラフや具体的な資金金額を明示し分かりやすくしています。つまり、お金の流れが以前より分かりやすくなったという事です。

投資収益年間レポートという名前で、何月に運用資金がいくらで「償還金」「貸倒金」「分配金」「源泉徴収税」「収益」「利回り(年利換算)が見れるようになりました。これは分かりやすくて、このまま上手くいけばいくら利益が発生するかなど未来の予定が把握できます。

マネオとクラウドバンクも運用している私ですが、csv形式で出力していないのは運用中のサービスでは、クラウドバンクだけです。この辺り可能なら対応してもらいたいものです。マネオとクラウドバンクのcsv出力画面がそっくりなのは驚きましたが、あえてツッコミは入れません。管理がしやすく喜んでいるところですので。

他には「取引明細」が詳しく見れるようになりました。「分配金」「源泉徴収税」がいつにいくら発生したか、どのファンドかを確認できます。

スマートフォンからの投資や確認もしやすくなりました。保全のスキーム図や担保・保証についても見やすく整理されています。

匿名組合関連の規約が変更になっています。貸し金業者登録など、その他細かい規約が変更されています。

投資を決めた場合はレポートに注目

運用レポートとして利回りや運用率、分配金や償還済み元本などの情報が日々更新されています。分配日や金額、いつからいつまでのファンドかなどを確認できます。

再始動1発目の案件は?

1発目は「日本成熟産業再生ファンド」です。中小企業支援型ローンファンドとして動く案件で、目標利回りは税引前ですが7.5とクラウドバンクにしては高い設定になっています。

簡単な中身としては、成長が鈍くなった企業や環境の変化についていけなくなってきた会社を元気にしていこうというものです。グローバルタスクフォースというビジネススクールと提携し、国内の中小企業の再建への投資になります。

今回は半導体製品の開発・製造ということで、株式の譲渡担保契約など保全に努めているようです。中小企業・成熟と聞くとあまり伸びそうなイメージはありません。ですが物づくり大国日本では、泥臭い事業をしている会社に頑張ってほしいところではあります。

新しいソーシャルレンディングサービスも続々登場し、競争は激しくなっていますがクラウドバンクには、頑張ってもらいたいものです。6ヶ月投資が多いから投資をしやすいのが最大の魅力で、自分でリスクと運用期間が選べました。今後はどうなっていくのかにも注目です。