生活するうえで大きな費用になってくるのがガソリン代や、電気・ガス代です。特に地方で住んでいると、自動車が無ければ移動に困るので嫌でも使わざるを得ません。ですがこの夏は、このような生活に必要なガソリン代が安くなっているというのです、では具体的どれくらい値段が変わっているのでしょうか、またなぜ安くなるのでしょうか。
ガソリン代が安くなってきた
電気自動車でも無い限り、ハイオク・レギュラー・軽油は必要で値段も気になる方も多いでしょう。経済産業省が発表しているデータによると、去年同月比較で25円以上も値段が下がっています。
これによるとレギュラーガソリンの価格は、2015年7月末現在で全国平均は約143.5円となっています。1年前は169.8円と約170円まで上がっていて、その差は26.3円となっています。仮に30リットル入れようとしたら、789円も値段が違う計算になります。
なぜガソリン価格は上がって下がったか
原油価格が上昇した原因は、サウジアラビア等が増産しないで、中国などの需要が多くなったから価格が上昇しました。供給より需要のほうが増えたためです。そしてイラク情勢で経済が不安定になり、原油価格も上昇しました。
最近下がってきたのは、原油国へのアメリカが増産を働きかけていて、イランなどの経済制裁が終了したことにも関係があります。制裁が終わり、輸出が増えて供給が増えたため価格が下がってきたのです。米国が、シェールオイルの生産拡大をしていて、中国経済が減速し需要が以前よりも減り価格の下落が加速しています。
地域によってガソリンの価格にかなりの差がある
ガソリン価格は地域によって差が出ている。それはその地域での人件費や運搬費が異なるためだろう。
【ガソリン代安い地域ベスト5】
1位:岡山県 139.0円
2位:秋田県 139.3円
3位:埼玉県 139.4円
4位:茨城県 139.8円
5位:千葉県 139.9円
全国平均が143.5円なので4円程安くなっている、セルフのガソリンスタンドの場合は更に10円~15円はここから安くなるのでこの差は大きい。
【ガソリン代高い地域ワースト5】
1位:高知県 152.4円
2位:鹿児島県 151.0円
3位:長崎県 150.9円
4位:香川県 147.2円
5位:岐阜県 146.9円
四国や九州地方に価格が高い県が固まっている。特に高知県が圧倒的に高く、調べてみると店舗同士の競争が薄い為が濃厚だ。どういう意味かと言うと、値段を下げて消耗戦に持ち込もうという業者が少なく値段が下がらないのだ。ガソリンの販売量も全国でかなり少なく、店舗も閉鎖が多い。今後もこの傾向は変わらないのではないだろうか。
やっぱり燃費の良い車が売れている
国土交通省が平成27年3月27日発表した「燃費の良い乗用車ベスト10」によると、以下の自動車の燃費が優れているようです。
普通乗用車では、トヨタ(TOYOTA)のアクアやカローラがランクインしています。ホンダ(HONDA)のフィットやGRACE(グレース)も負けじと競っている状態で、マツダ(mazda)のアクセラやデミオが並びます。
スズキのアルトが1番燃費が良く、マツダのキャロルや、スバルのプレオ、ダイハツのミライースが続きます。思ったよりもダハツやスズキが少なく、日産のモコやデイズもリッター30キロを超えています。ワゴンRやフレア・ムーヴやMRワゴンも若者に人気の車種です。
最近では軽自動車も価格が上がり、税金も上がっています。普通自動車のほうが本体価格が安いというのも多く、燃費もそう変わらないのであれば地方での軽自動車1択という選択肢も変わってくるのではないでしょうか。
都会では考えられませんが、地方では坂道が多くパワーが必要で長距離を走らなければいけなく、駐車場などは広くてコンパクトカーでも十分入るのが理由です。