会社の福利厚生には様々な種類があります。様々な手当てが付き、休みが多いと「この会社は従業員の事を考えているな」と働く方は思い、頑張る源になります。しかし休みが少なくて福利厚生がほとんど無ければ、従業員への負担が増しモチベーションにも影響し続かなくなります。あなたが選べる段階にあるならば「完全週休2日制」で「福利厚生が充実している」会社を選ぶべきです。なぜなら「週休2日制」で「自腹」出費がある会社はデメリットしかないからです。
週休2日制は休みが少なすぎる事を覚えよう
週休二日制とは、「1週間に2日以上休みがある週が1週以上ある」という意味です。ということは最悪な場合、1週間に例えば日曜しか休みが無い週が「1ヶ月に3回以上」もあることになります。
少し分かりにくいでしょうか、更に簡単に言うと基本「土日」が休みの会社があるとします。今週は「土日」が休みです、しかしその月の他の土曜日は全て出勤で、休みは日曜日だけとなるのです。中には祝日も出勤して、年末年始やゴールデンウィーク(GW)にお盆休みが「ほぼ無い」という会社まであります。年間休日数が70日~80日代の会社はかなり過酷な環境です。隔週の休みならまだマシな方でしょう。
「給料が安いなら出勤しても仕事は楽なのでは?」と思うかもしれません。しかし社員にそれだけ出勤を促すという事は人手不足であり、ましてや有給休暇なんて軽々しく使えないでしょう。私の友人は週休2日の会社で、身内が亡くなりでもしないと有給休暇を取得できないと嘆いていました。
完全週休2日制で土日祝日休みが最も働きやすい
完全週休二日制とは、「毎週2日以上休みが確保されている」という意味です。しかし中には祝日出勤を求められたり、年末年始やゴールデンウィーク(GW)にお盆休みが少ない所もあるので、土日・祝日が休みが理想です。年間休日数は120日以上となりますが、有給休暇がほとんど使えないような会社の場合は、年間休日数110日で全て消化できる方が働きやすいという場合もあります。
有給休暇を消化しているという事は、会社がそれだけ「従業員の為に配慮している」という姿勢が見て取れるからです。いつから休んではいけないという風習になったのかは分かりませんが、「有給休暇取得率」を見るとその会社の方針が見えてきます。
会社の自腹出費とは何か?
休みが少ないという事は、それだけ会社が従業員の視点に立っていないからです。どうせ1ヶ月に支払う給料が同じなら、少しでも働かせたほうが良いに決まっているためです。
求人票に自腹で出費がある、と書かれている場合があります。それはどういうものでしょうか。
・仕事に必要な資格は自己負担
・携帯電話代金は自己負担
・健康保険は自己負担
・交通費は5,000円まで支給(職場が田舎にもかかわらず)
会社の経費に落とせそうなものまで、会社側が少しでも出費を減らしたい為に社員・従業員に負担させる事があります。電車代の定期が月に1万円を超えるのに、5,000円までしか負担してくれないという事は、その差額が持ち出しになります。
このように自己負担させるところは、「会社経営自体が貧弱」なところが多く、社員・従業員の事を考えてくれない会社の可能性が高いのです。ということは理不尽なサービス残業やパワハラ・モラハラなどもあるのかもしれませんし、離職率も高めで少しでも業績があったすると倒産・解雇・給与延滞になる可能性もある、ということが予想されます。
手当てや福利厚生で会社の方針が分かる
都会は家賃が高く、田舎だと遠すぎて会社の近くへ引っ越す可能性もあるでしょう。そんな時に、「住宅手当・家賃補助」があれば助かります。将来の従業員への為に、「財形貯蓄制度」や「持株会」、「確定拠出年金」など財産形成があれば、その会社は働く人の為に考えています。
ある程度の大きい会社ならば、社員食堂があったり、無くても食事手当を出してくれたり、会社側から「有給休暇を取りなさい」や、「今日は定時であがりなさい」など疲れた人への配慮もあるかもしれません。対価としてお金はもらいますが、自分の人生の貴重な時間を割くわけです、働いている人の事を考えてくれている会社で仕事は頑張りたいと思いませんか。