2年ぶりにワコム(6727)の株価が戻ってきた、ありがたや

ペンタブレットと言えばワコム、ワコムといえばペンタブレットと言われるくらい主力事業で有名です。それもそのはずペンで、入力するタブレットでは世界トップクラスのシェアを誇ります。バンブー(Bamboo)とかインティオス(Intuos)は、コミックや漫画を書くのに特に有名ですよね。2年程前に株価が500円切ったところで株を購入していたのですが、そこからは何と、300円を切るほどまで下がり続けていました。それが何と上がりに上がって戻ってきました、どういう理由なのでしょうか。


株価は下がり気味だったここ数年間

新製品の投入が遅れたり、赤字幅が拡大したりと何だかんだで苦戦していました。引越しのサインやガス工事のサインも電子化してきて、これもワコム製品かな?何て思っていたときです。以前購入した時期に近い記事が以下です。

ペンタブレットで有名な「ワコム (6727)」株購入 最近どうなんだろうか

その時は、モバイル製品が校長で電子サインが絶好調、しかしスマホ・タブレットのセンサーシステムとノートパソコンのセンサーシステムが不調という内容でした。その頃から業績が芳しくなく、株価もずるずると下がりついには300円を切るまでに至りました。この頃は「買わなきゃ良かった」とまで思い始めていました。

配当利回りは良い株式銘柄

株価500円近辺での予想配当利回りは「3.67%」といったところで、比較的高い銘柄に入ります。株価が低かったときでは予想配当利回りは「4%」を超えており、更に最低売買代金が安いため買いやすい銘柄と言えます。株価が500円で単元株数が100、この時に購入に必要なお金は約5万円ということになります。安かった時は300円程で買えましたから、そこで買えた方は儲かったのではないでしょうか。

株価が上がってきた理由

野村証券が投資判断を「中立」から「買い」に上げたことが原因です。目標株価が290円から倍以上の600円となったから驚きです。元々ワコムの製品は質の評価が高いですが、更なる需要が見込めそうで業績が回復してくるとの判断とのこと。

売らずに持ち続けてきた甲斐がありましたが、2年間も耐えてきたので一旦売却して利益確定します。確かな品質と高い配当利回りで、比較的長期で持ち続けるに値する株であるといえます(私は売却しますが)

比較的経営は安定しているように見える

ワコムは2003年にジャスダック上場、2005年に東証一部上場を果たしました。2010年にはアジア・ベスト200にも選ばれ、売上高は700億ちょっとをここ3~4年は安定して出しています。Lenovo(レノボ)、hp(ヒューレットパッカード)、TOSHIBA(東芝)、DELL(デル)、FUJITSU(富士通)、パナソニックなど、windows OSに対応したタブレットやノートPC(に組み込まれている)を展開しているので、家電量販店でも見かけることもあるのではないでしょうか。これからのワコム、注目です。