大学に進まずに高校で卒業後就職、高卒のメリットとデメリットは何だろう?

20161109-1

大卒・高卒・専門卒・短大卒と就職する前の学校はいろいろあります。昔に比べて大卒は増えましたが、高卒も多くいます。大学はお金がかかるというイメージがありますが、国立や奨学金という手もあり、親に負担させるのは・・・と躊躇したりやりたいことが決まっていればすぐに就職する方もいます。高卒とはどこがどう有利で、どう不利なのでしょうか。

高卒と大卒の人数

今でこそ大卒の人数が多いですが、1993年頃は高卒と大卒の割合は半々でした。文部科学省が公表しているデータを見てみましょう。

このように平成27年度の高卒者数は全体の16.7%で、大卒者は54.5%となっています。グラフでは「卒業者に占める就職者の割合」が徐々に増えているのが気になります。高卒で働いている人が増えているというのです。高卒で働くメリットが高まったというのでしょうか。

周りは大卒ばっかり?そんなことはありません

私の周りは大卒ばかり、高卒は少ない・・・そう思うのは間違いです。少なくとも現在の大人の方の最終学歴で1番多いのは、圧倒的に高卒です。

総務省が発表した国勢調査ですが、上記を見て分かるように日本に住んでいる方の総数では「46.5%」が高校卒業、つまり高卒なのです。大卒は僅かに2割と、いかに増えてきたのが最近の出来事だという事が分かります。

高校卒業してすぐに就職するメリットとは?

【自由に使えるお金と時間が多い】

大学ではバイトにサークルに、学校にと意外とやることが多々あります。しかしお金が無く、アルバイトをして稼ぐ必要があります。昼は学校で夜はバイトなら、余裕のある時間はほとんどありません。

それに比べて高卒で働くと、給与がもらえるのでお金に余裕が出来、夜は自由に使えます。もちろん休日や祝日も仕事に縛られる事なく、1人暮らしではなく実家の場合は更にお金が溜まります。学生ではいけないような旅行に行ったり、自動車を買ったりファッションやゲームに趣味にと好きに行動が出来るのです。これは、きちんと働いてお金を稼いでいるからこそです。

【学費がかからない】

国立ならともかく私学ではかなりのお金を必要とします。遊んでいても年間何百万とかかりますので、親が払うにしろ奨学金にしろ額を聞くと驚きます。本当にこれだけお金を払ってまで行く価値があるのか、それを考える必要があるのです。

【大卒より社会が見える】

22・23歳から就職するより高卒で働くと、社会がどういうものか彼ら・彼女らより早く体験することが出来ます。入社してから転職するにしても、年齢が若い方が圧倒的に有利です。船の舵を切り替えやすい、つまり転職しやすい、動きやすいといえます。もちろん勉強したくなったら大学や大学院・大卒の資格を取ったりも出来ます。

高校卒業してすぐに就職するデメリットとは?

【給与が安い】

しかし良いことばかりではありません、デメリットも存在します。それは給与が安いことです。就職先にも寄りますが、大卒の初任給が約20万円です、高卒の初任給だと17万~18万円となります。地方に行けばこの8割位と思ったほうが良いでしょう。

【出世が遅い】

仕事によっては出世が遅くなる場合があります。実力の世界とは言われますが、ある程度大学で学を積んだという事でキャリアとして見られます。

女性では結婚したり子供が出来て辞める方が多いので、あまり給与や出世は気にする必要は男性より薄いでしょう。生涯年収で言えば、20代の内は就職先にもよりますが、学費と大学在籍時に働くことでもらえる金額は格段に異なります。トータルで見ると高卒の方が資金力は上なのです。

しかし長い目で見ると大卒の方が有利な場合が多く、特に男の場合は高卒と大卒では印象が異なります。高学歴でも仕事が出来ない人は大勢いますしフリーターも増えていますが、大卒という看板は日本ではある程度武器になります。