ドーナツ・時計・お茶の共通点は高級路線ということ

出典:ミスタードーナツ

中国の爆買いのニュースなどお金があるところはあり、無いところは無いという格差社会が更に広がりつつあります。一般庶民の方が購入する商品とは別に、品質を最優先とした商品が高級品質の価格で勝負する事例が数多く存在してきています。はたして売れるのでしょうか、一部のマニアや余裕のある方向けの商品のような気もします。

ドーナツは高くても売れる?

ドーナツといえば「ミスタードーナツ」が巷でもCMでも有名です。最近ではセブンイレブンやファミリーマートといったコンビニ各社でも、手軽にドーナツが買える時代になりました。主に100円前後から高くても150円位でしょうか。ドーナツ業界大手の「ミスタードーナツ」が高級路線にシフトしています。

出典:白熱ドーナツ戦争 〝王者〟ミスドは高級路線、巨大店舗網コンビニ、海外勢も参戦

ミスドではこれまで100~150円の商品が多かったが、昨年から高価格品の販売も始めた。相次ぐ商品投入の背景には、市場規模の縮小とコンビニの攻勢がある。

調査会社の富士経済によると、平成20年に1340億円だった国内市場は26年に1183億円に縮小する見込み。「寡占で競争原理が働かなかった」(業界関係者)とみられる。

市場規模は年々縮小しているようです。ドーナツを購入する方も昔より減ってきたという事でしょうか。規模が減っているにもかかわらず、コンビニが攻勢に出ていて店舗数は半端無い数です。そうなると個性で勝負しなければならず、自ずと安いドーナツだけを購入する層以外にも、新しい層や一風変わった商品としてドーナツを買ってもらおうと考えています。

クリスピー・クリーム・ドーナツ社も、ここ数年で全国各地に60店舗を超える勢いでシェアを増やしてきました。もちろん高級路線と言われるドーナツも販売しています。

さすがにドーナツ1個1,000円などという値段設定ではありませんが、1個200円前後が増えています。まだ200円ならいつも購入している方も手が出しやすいので、常連さんへの購入を促す狙いが強いでしょう。

あまりご存じない方も多いですが、ミスタードーナツって実は、お掃除などで有名な「ダスキン」が運営しています。他にも「ベーカリーファクトリー」や「アイス・デ・ライオン」「四季五感」などの飲食業にも力を入れています。

腕時計は高くても売れる?

学生の方も社会人の方も腕時計は必要ですが、最近では携帯電話で時間を確認するから必要ないとして付けていない方もいます。ネットなどでも売れ筋商品としては1万円前後が手軽で、必要最低限揃っているといった印象です。確かに高級腕時計を見れば、ロレックスやブライトリングにオメガやフランクミューラーなど、その系統は多いですが今回はカシオのG-shock(ジーショック)の商品です。

GPSハイブリッド電波ソーラーとして、何とお値段約16万円します。なぜこんな値段かというと、GPS衛星から現在の位置を判別でき、メタルのバンドや素材がタフなものが選ばれています。確かに高級感抜群ですが、G-SHOCKに16万はいい値段しますね。私もG-SHOCKの腕時計は持っていますが、もっと安い1万円位の腕時計です。デジタルのストップウォッチやタイマーがついて、20気圧という、映画のスピードでキアヌリーブスが使われた事で有名なアレです。

確かに値段はしますが、カシオの製品は丈夫で長持ちします。訳の分からないメーカーの腕時計より、日本のメーカーの方が信頼が置けるのも確かです。セイコーやシチズンでも似たタイプのGPS腕時計はあります。腕時計はドーナツと異なり、かなりお金に余裕がある人向けでしょう、質が良くてデザインが好きでメーカーを信頼している、そういう顧客にスポットを当てているのかもしれませんね。

お茶は高くても売れる?

お茶と言っても、お茶屋さんで売られている茶葉が高い、というものではありません。ペットボトルで売られているお茶が、いい値段だということです。メーカーはお茶で有名な「伊藤園」です。

公式のプレスリリースで詳細が載っていました。1本1,000円(税別)で販売が開始されるそうです。その名も「 瓶 お~いお茶 玉露 」とのこと。国産玉露を100%使用し、特別な製法で旨みを出しているお茶で、高級なパッケージになっています。

狙いとして、「お~いお茶」ブランドがありますよね。それに高付加価値商品で通年商品として販売をしていきたい思惑があるとの事です。しかし、通常のスーパーやコンビニで販売しているペットボトルのお茶は高くても200円くらいでしょう。これで1,000円というのは思い切った手法を取ってきたものです。

それだけ味に自信があるのでしょう、確かに一口どんな味か飲んでみたい気はしますが、お昼ごはんより値段はします・・・、これもターゲットとしてはお金に余裕のある方や何か特別な日に持っていく物として、お土産間隔で需要がありそうです。

一概に安値合戦と言うものでもなくなっている

一時期は何でもかんでも他社より1円でも安く!という風習がありましたが、最近では異なるようです。他社とは違ったアイデアで、オリジナル商品として攻勢をかける時代になっています。格差社会で持っている方は持っているので、そこへ向けたターゲットとして販売してみる価値はありそうです。