ネットショッピングを使っていると、こんな事を言われることがあります。お客様のカードは「オーソリNG」で使えません。使えないとはどういう事なのでしょうか、確かに自分のカードなのに・・・ちょっとしたことでカードは使えなくなります。その原因を確認していきましょう。
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クレジットカードとは信用を使っている
クレジットカードはその場で支払いが完了しますが、正確にはお金の引き落としは各ブランドによって異なります。例えば「楽天カードのVISA」で支払うときと、「ヤフージャパンのJCBカード」で支払う時は引き落としの時期やタイミングが異なるのです。
現金払いは前払い制で、お金を支払って品物をもらいます。クレジットカードは後払い制で、品物を受け取ってからカード会社から請求が来て、銀行口座から代金が引き落としされます。
しかし注文時にカードが通らない場合があります、正確には通ったように見えたけど後からショップの方に「このカード使えませんよ」と言われてしまうのです。カードが通らない状態の事を「オーソリ」つまり、商品金額分をそのカードに確保できるかどうかが「NG」となるわけです。
カードが使えない理由その1:有効期限
カードが使えない理由として有効期限があります。例えば有効期限が2016年9月となっていればそのカードは10月以降には使用できなくなります。その有効期間内にのみ、支払いに使えるカードということです。
カードが使えない理由その2:限度額オーバー
1ヶ月にそのクレジットカードを使って買い物できる額が、例えば50万円と決まっていた場合にそれ以上の品物を購入しようとすると「限度額オーバー」となり購入できなくなります。この場合は、次の月になって限度額がリセットされるのを待ちましょう。携帯電話のデータ容量が1ヶ月当たりの制限を越えたのと同じ感覚です、次の月にはまた0からスタートできるのです。
カードが使えない理由その3:カードが止まっている
他のカード会社に変更した、使わなくなったのでカードの会員を辞めたなどカードとしての役割が無くなった状態にこのようになります。他には不正に使われそうになったので、急遽クレジットカードを止めて使えなくしたりが考えられます。
カードが使えない理由その4:汚れや破損でカードが読み取れない
実店舗であるのが、カードの劣化や破損によって読み込みが出来なくなることです。この場合はカード会社へ再発行を申し出ましょう、その際は手数料を取られる場合があります。
カードが使えない理由その5:料金を延滞した
延滞と聞くとレンタルビデオで期限までに返さなかった、というのが思いつきますがこれはその非ではありません。信用問題でお金を貸しているようなものなので、カードが停止され今後も続くようなら利用停止、新規申し込みも停止、ブラックリストへ掲載される可能性があります。
絶対に引き落とされる金額で買い物をするようにしましょう。どうしてもお金が足りない危険を回避したい場合は、銀行口座にある分しかクレジットカードが使用できない「デビットカード」にしましょう。
カード犯罪が増えている
近年はクレジットカード犯罪も増えています、店舗側も自衛の手段を講じており少しでも怪しいと感じれば本人確認の電話をしてきたり、カードの登録と注文の情報が正しいかどうかの「属性の確認」が行われます。
例えばカード会社の住所には「北海道」と記載があり、電話番号は「固定電話」になっているとします。しかしネットで申し込んできた際は、住所が「福岡県」で電話番号は「携帯電話」となっています。住所が変更になった場合は、必ずカード会社へ変更の届出を出す必要がありますので、この注文は怪しいとなるわけです。しかし注文者が北海道の情報で、送り先が福岡の場合はプレゼントとして送る場合も考えられるので、情報を分けていれば怪しまれずに済みます。
気持ちよくクレジットカードを使うには、カード会社へはきちんとした情報を届けていること、限度額や有効期限を把握すること、使いすぎに注意していれば楽しくショッピングすることが出来るのです。