ハローワークに6ヶ月通って分かったこと

厚生労働省管轄の職業安定所、通称ハローワークですが毎日人でいっぱいで多い日は検索も出来ないくらいの混雑です。6ヶ月間の約半年通ってみてどういう雰囲気なのか、どういう傾向にあったのか、場所によっても異なりますがお仕事を探している方には、目安にはなるのではないでしょうか。

前職を辞めてから6ヶ月

これは春先の事だ。当時はショップの店長として、上と下の板ばさみで頑張っていた。売上も辞める1年前は創業以来の過去最高を記録し順調だった。諸々の事情で前職を辞める事になっってしまったが、数年間勤めた甲斐もあり失業手当が出る事になった。手当ては半年分満額もらった、最後には内定が出てまたショップの店長として頑張っている。

私自身は受かる自信はあったが、求人が少ない地域での求職活動だったのが長引く原因となった。しかし3社受けて3社とも内定がもらえたのだが、前者の2社はブラック臭がしたので蹴った、これが良かったか悪かったかは過去に戻れるわけではないので分からないのだが・・・。

きちんと税金を納めてる、もらえるものはもらおう

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雇用保険に入っていた期間で計算される、基本手当ては国の制度で決まっており自己都合・会社都合に関わらず正式な手続きを踏めばもらえる。以前の会社で働いていたときに、きちんと税金は払っていたので、遠慮せずに使わせてもらった。

自己都合の場合は3ヶ月の待機期間を経て、会社都合の場合は即月から(正確には少し経過してだが)もらえることになる。支給額などは30歳以上か45歳以上か60歳以上かなどで、1日の上限金額が変わってくる。

もちろん早期に決まれば、そのような手当てもあり再就職手当てなどがそうだ。勉強しながらお金をもらえる、教育訓練給付などもある。税金を納めているものの権利として、使えるものは使ってみることをオススメする。

就職相談担当者は当たりハズレがある

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カウンター越しで相談に乗ってもらえるのだが、内容は面接対策や仕事の探し方、職務経歴書の書き方など多岐にわたる。年配の方もいれば若い相談員もいて、男性もいれば女性もいるという誰に当たるかは分からない。相談は何回でも出来、失業手当の必要活動の内の1回に当たるのもありがたい。

あまりアドバイスせずに淡々と事務的な処理をこなす担当や、親身になって今までの経験談や他の人の傾向を話してくれる相談員もいる。求人を持っていけば、ここは女性の従業員を欲しがっているかも(あくまで想像)や、今まで10人受けたけど全員落ちているなど、情報をくれることもある。

もちろん経験が少ないにもかかわらず、かなり要望の高い職を探すなどした場合は嫌な顔をされる場合もある。相手だって人間だ、話していれば大体どんな人かはお互い分かってくる。相談して親身に乗ってくれない場合は、自分に魅力がないか、相手がやる気が無いかのどちらかだと思ったほうがいい。

ハローワークで仕事探すなら「早期就職支援センター(コーナー)」に行くべき
相談窓口について以前まとめた内容はこちらから

相談員の中には非正規で契約社員として働く方も多いと聞く。実際に私を担当していただいた方は、すごくしっかりしていて、やる気もパワーもある「当たり」だった。この人が契約というから驚いた、正規職員より明らかに仕事ができそうだったからだ。

偏りがある職種

検索して分かったことだが、ハローワークの求人は地域によって偏りがある。都会の場合は様々な職があるが、地方の場合はほとんどが「介護」か「医療」か「サービス業」だ。あと多いのが「職人」「農家」などだろう。

肉体労働並みに大変なのが「介護」で、給料は安く休みが少ないのが特徴だ。しかし資格が無くても入れるところもあり、入社はまだしやすいほうだろう。それだけ離職率が高いそうで、地域によっては介護セミナーや実際に現場を見てまわるツアーもある。

「医療」は大病院や歯科、内科、外科、眼科などが多い。女性が多い職場の為、派閥があったりコミュニケーションが難しく長く務めるには中々大変だと聞く。こちらは給料は高いが、休みが不安定で人間関係が難しい。

「サービス業」はコンビニやレストラン、ファーストフード店、チェーン店が多い。学生のアルバイトでは人が足りなくて、ハローワークでも募集が多い。コンビニにいたっては、よっぽど人材が不足しているのか正社員が意外と存在するのだ。並行してガソリンスタンドなどを兼用する場合もあった。こちらも休みが少なく、シフト制になる。

「職人」で多いのは、家具やドアなどの組み立てや、汚水処理の管理や昼夜交代でシフト制の工場などが多いような気がした。未経験可能な場合も多いが、あまり人がやりたがらない仕事も多い。門戸は広いが、給与が少なく休みが少ない場合が多い。

地方だと「農家」というのが意外と存在する。その産地の収穫や植え付けなど、野菜や果物を育てるというものだ。しかし1番の弊害は運転免許が「MT」であることだ。今時ミッションで取る人はかなり減ってきている、AT(オートマ限定)でも生活には何ら支障は無い。だが農家は軽トラックをほとんどミッションで乗りこなさなければいけない、これが求人の1番敬遠される理由の1つでもある。

負のオーラであふれていないハローワーク

場所によって特に小さな市町村のハローワークの場合、負のオーラが漂っているところがある。みんな暗いのである、求職者だけならまだしもハローワークの従業員も暗いところは空気が重い。私が行ったところは職員が元気で、少しでも明るく「頑張っていきましょう!何でも聞いてください!」という人物が多かった。

トップや上に立つ人間が、率先してそのような雰囲気を作っているのだろう。行くほうとしては行きやすく、気分が憂鬱になることは無かった。

ハローワークの求人ってブラック企業が多いの?

ネット上ではハローワークは・・・なんていう意見も多く聞かれるが、私個人の感想としてはそういう臭いのある企業もあるが、きちんとした企業もたくさんあると感じた。というのも、資金が少ない中小企業は大企業のように、広告や求人サイトに乗せるだけの予算が組めない。広告や求人サイトに載っている所でも、怪しいところはたくさんある。

何ヶ月も同じ求人を見ていると「また」求人を出しているという企業があることが分かる。それはブラックに近かったり、内容があまりにも悪いなど理由がある。

2ヶ月掲載が基本で、毎月1日が1番求人が多く掲載される日だ。毎月ウォッチすることで傾向も分かるし、絞込みから除外してよい企業が自ずと分かってくる。

新しいところで働いて数ヶ月

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数ヶ月経過した時点ではまだ何ともいえないが、どこの会社にも問題があり欠点がある。それがどれだけ「度」を越えたものか、というのが重要な問題になってくる。求人票と内容が異なることはよくある、それがどの程度許せるものか、新入社員として入る以上文句は言えない。

私の場合は、試用期間中の給与が8割になることは明記されていなかった。しかし通常の中途採用では、それが当たり前というのが世の中だそうだ。私自身は現在採用を任される立場になってしまい、次はハローワークに求人を持っていくところにきている。可能な範囲で求職者に分かりやすい求人票の作成と、働きやすい職場の環境改善に努めていきたい。