2015年春から秋にかけての、クラウドファンディング投資状況まとめ

最近ほんとに増えてきたクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)ですが、現在私は3社で資産運用しています。市場規模は毎年増加の一途を辿り、様々な投資先やサービスを展開する会社が増えてきました。日本人の財布の紐はゆるく、軽い気持ちで投資する方も増えているようで景気が回復しているという事でしょうか。


サービスが増えている

私自身はmaneo(マネオ)LuckyBank(ラッキーバンク)Crowd Bank(クラウドバンク)の3社で運用しています。クラウドバンクは行政処分を受けていて、新規は止まっているようですが。

この3社に限らず、海外のマイナーな国への投資や、上場企業の新しいサービスの立ち上げや、様々な企画を応援するタイプのものや、債券を扱ったものから不動産や特定マンションへの投資など、ここ1年で様々なタイプの投資先が開拓されてきました。

私に資金があればもっといろんな投資先を見ていきたいところですが、他にもいろいろ投資しているので比率は高くありません。現在は景気も比較的回復しているといわれているので(私は実感ありませんが)、運営も順調に推移しています。

ですが、日本の景気が落ち込んでくるとデフォルトが多くなると予想をしていますので、多額の金額での投資は考えていません。あくまで分散投資を心がけています。ですがあまりリスクを取らない投資だと、資産を増やしていけないのも事実・・・難しいです。

私の運用先と投資方針

マネオ
・不動産担保付きローンファンド

ラッキーバンク
・マンション・住宅系ローンファンド

クラウドバンク
・不動産担保型ローンファンド
・中小企業支援型ローンファンド

現在の3者へは主に不動産系の投資先を選び、投資しています。私が投資する基準はいくつかあります。

担保があること
保証があること
投資期間が1年以内

担保は万が一デフォルトが起きた場合に備えて、少しでも額を回収しやすくする為です。保証は会社の代表保証で、最悪財産等を訴訟で差し押さえも出来るでしょう。

投資期間が1年い以内なのは、長い投資期間で資金を長期拘束されたくないからです。他に良い投資先があった場合に、投資機会を見逃します。

2015年だけでも前半は日経平均株価も上がり、皆さんの投資も順調に推移していますが最近では中国経済不安や米国の利上げ問題で、市場が乱高下しています。

1年という間ですら、こういった不測の事態(ある程度予想は出来ますが)が起こるのに2年も3年も同じ案件に投資するなど、正気の沙汰ではありません。国レベルや市町村レベル、あるいはそれに値するほど信用できるビジネスなら話は別ですが・・・。

現在の運用状況と分配金状況

現在の3社の総投資額は約100万円です。各社総合した収益状況を見ていきましょう。

4月:376円
5月:
6月:1,150円
7月:5,628円
8月:5,048円
9月:繰上返済多数

単純計算してみましょう、年利5%で100万円運用した場合は以下のようになります。

投資金額:1,000,000円
利回り:5%
1年間収益:50,000円
1ヶ月収益:4,166円

確実に月5,000円は入る計算になります。いやこの言い方はおかしいですね、「何事も無ければ」月5,000円は入る計算になります。

リスクとリターンというものは比例し、100%成功するビジネスもなければ、ずっと成功し続けるビジネスもありません。現在は借りている事業者の景気が良いみたいで、どんどん繰上返済されています。

繰上返済されると、その次から利子を支払わなくてよいからです。住宅でも35年ローンを組んだけど、ボーナスやら利子がもったいないからといって、25年くらいで返済をし終えるケースがあります。それと同じ事がここでも起こっています、当然と言えば当然ですがその分私達貸すほうへの分配金は少なくなります。

ただし繰上返済されるのは、基本的には良いことだと思います。理由は2つあり、1つは私の投資方法でもある「資金を長期拘束されたくない」ということです。この投資は成功したという事で、早めに次の投資先へ投資することが出来ます。

もう1つは、資金が世の中を回りやすくなり、どんどん次の投資へと資金が行き届くようになり、多くの資金が世の中で使われるからです。たいそうな言い方をすれば、市場にお金を回していくということで世の中の景気が良くなります。

これからの投資について

今後は繰上返済された資金を使い、良さそうな案件があれば投資していきます。ご存知の通り、いろんなクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)が増えています。私自身はあまり投資先を増やすことはありません、自己資金の管理に目が行き届かなくなり、サービスの内容や投資先の把握が手間になるためです。

このままずっとデフォルトが発生しなくて、成功し続けるとは到底思っていません。日経平均株価やNYダウや上海総合指数など、不安定になるときってありますよね。

サービスでは、いつ誰がいくら投資したか(もちろん個人が特定出来ないよう詳細は伏せられてますが)分かるため、中には1案件で数千万円投資している方もいるようです。大きな勝負はお金持ちに任せて、私自身は堅実に焦らず資産運用していきたいものです。