7月は全体的に価格が下がる月でした。価格が下がっているということは、積み立てる上で全くデメリットにならないので構いません。では、具体的に数値で見ていきましょう。
金(ゴールド)の積み立て
購入する価格に約3%の手数料が加算されます。例えば1,000円で購入できたとした場合、実際に購入できるのは970円分となります。
7月の金の価格変動グラフです。7月1日時点での売却価格(現在の価値)は4,572円です。7月31日時点での価格は4,294円と、約6%も下落しています。
6月末時点での平均取得単価は、4,844円でした。
7月末時点での平均取得単価は、4,814円と30円取得単価が下がりました。
但し6%も価格が下がっているにもかかわらず、取得単価が0.006%しか下げれなかったので大幅に評価額はマイナスです。
銀(シルバー)の積み立て
銀の購入手数料も約3%かかります。
7月の銀の価格変動グラフです。7月1日時点での売却価格(現在の価値)は59.9円です。7月31日時点での価格は56.9円と、約5%も下落しています。
6月末時点での平均取得単価は、67.4円でした。
7月末時点での平均取得単価は、66.4円と1円取得単価が下がりました。
積み立ての目安として、金3・銀1・プラチナ1の割合で積み立て投資を行なっています。
プラチナの積み立て
プラチナの購入手数料も約3%かかります。
7月の銀の価格変動グラフです。7月1日時点での売却価格(現在の価値)は4,230円です。7月31日時点での価格は3,878円と、約8.3%も下落しています。つまり月初に一括購入していたら、今頃はマイナス11.3%になっていたということになります。
6月末時点での平均取得単価は、4,642円でした。
7月末時点での平均取得単価は、4,548円と94円取得単価が下がりました。
7月の下落幅としてはプラチナがダントツです。
積み立てまとめ
6月末価格 | 7月末価格 | 売却価格 | 6月末 | 7月末 | |
金 | 4,844円 | 4,814円 | 4,334円 | -5.61% | -10.0% |
銀 | 67,4円 | 66,4円 | 56,8円 | -12.76% | -14.5% |
プラチナ | 4,642円 | 4,548円 | 3,893円 | -9.43% | -14.4% |
末価格というのは、月末時点での平均取得価格のことです。売却価格は、今売ったら価格はいくらかという事。6月末、7月末というのは、その時点でのトータルの収支がどうなっているか。
全て大幅に下落していて、各鉱物に3%の手数料がかかります。絶賛大赤字中ですね、いつになったらプラスになるのでしょうか。ただし、積み立ては下落すればするほど収支が強くなっていくので、ここは当分我慢のしどころでしょう。
買った瞬間にー3%スタートになるので、7%下がれば10%下がったことになります。
これらの価格が変動する原因は多く、ドルの信頼やアメリカ経済、欧州やヨーロッパの経済や金融システムの安定化等々・・・基本的には景気の先行きが不安な場合に金が買われ価格が上昇するケースが多いのではないでしょうか。現在の世界景気は悪くないとされているので、下がり続けてるのでしょうか。
出典:金相場下落は続くとの見方-ヘッジファンド、初の売り越しで
金相場は先週、10年以来の安値まで下げ、ニューヨーク市場の金先物相場は月間ベースで2年ぶりの大幅下落となる可能性が高まっている。米当局が年内に利上げを実施し、他の資産と違い利息が付かない金の魅力が後退するとの観測が高まる中、金相場は下落。同時に、中国による金購入量はアナリスト予想を下回り、ドル相場は上昇している。
利息が付くほうへ金融資産をシフトしていると・・・金の魅力が減っているので下がっているのか。5年ぶりの安値だそうで、更に値下がりは今後も続いていくという予想が多いとのこと。積立なので、基本的にはいくら下がり続けようが投資し続けていく予定です。株式と異なり、価値がなくなるなんて事はまずありませんからね。