ソーラー発電で「世界1周飛行」が全然エコじゃなく、お金がかかりまくる理由とは?

世界1周と聞くとまず想像するのは、世界1周旅行です。これに申し込むにはかなりのお金がかかり、時間もかかります。旅行はサービスであり、挑戦という意味合いではヨットや気球が思い当たります。このような挑戦は比較的資金はかからないとされます、単独で挑むことも多く、チームとしてではなく自分自身の挑戦という意味だからです。

ヨット世界1周とは?

世界で初めて世界1周を果たしたのは「マゼラン艦隊」です。大航海時代の時にポルトガルの「航海者・探検家」であるフェルディナンド・マゼランがスペインの艦隊を率いて1522年に成し遂げたのが残っている最古の記録です。

それ以来、国として挑戦したり、探検家や冒険家、はたまた個人で挑戦するものも増えていきました。昔は機械に頼って、電気動力を使い挑戦したが現在は人力による航海が多かったようです。

日本で1番最初にヨット世界1周に成功したのは、22歳の青年

1971年 6月13日に大阪府石津港から、自作した木造ヨット、信天翁二世号により単独で世界一周へ出航した。
1974年 7月28日に3年1か月ぶりに帰港。自作ヨットによる単独航海で、日本初の世界一周に成功した。また世界一周に成功した最小のヨットの記録として、ギネスブックに掲載される。

出典:青木洋(あおき よう)
他にも1973年無寄港西回り・1978年世界初縦回り世界一周・2004年と3回も世界1周にヨットで達成した堀江謙一さんの「マーメイド号」など、何人もの成功者が出ています。

若くないと体力的にもきついのが分かりますが、日本で言うところの中学2年生が世界で最年少で世界1周を達成した方だそうです。

彼女が旅立ったのは2010年8月21日。当時14歳だったローラはイベリア半島南東端の英領ジブラルタルを出航し、カナリア諸島に数週間滞在した後、公式な世界一周の始点となるカリブ海に浮かぶ島、シント・マールテン島に向かった。海賊出没エリアとして危険視されているソマリア沖やスエズ運河を避け、西回り喜望峰をルートに、2011年1月20日、シント・マールテン島を再出航した。
2012年1月21日にシント・マールテン島に無事帰還。ひとつの夢を成し遂げた。

これはすごい、14歳で女の子1人で挑戦し16歳で無事期間したというものだ。オランダ人のローラ・デッカーさんが1年以上かけて、全長11.5mの愛船「グッピー」で回った。

気球世界1周とは?

1924年に米陸軍がダグラス DWC4機編隊で挑戦したのが1番古い記録とされている。1933年ウィリー・ポストが単独世界一周飛行に成功し、そこから世界で様々な人類が成功をしている。近年は無着陸で世界一周も行なわれているそうで、気球の場合ヨットなどと違い比較的早い時間で世界1周をすることができます。

2002年アメリカ人のスティーヴ・フォセットが320時間33分間で世界1周した記録が最速です。このスティーヴ・フォセットは様々な世界記録を持っています。

出典:スティーヴ・フォセット

航空記録としては単発ジェット機ヴァージン・アトランティック・グローバルフライヤー号による世界初の無給油単独世界一周(絶対記録としては最速世界一周、最長距離)と気球による単独世界一周(絶対記録としては気球による最長距離・時間飛行、最高高度、最速世界一周)が一般に有名。他にも下記など計87の航空世界記録を作っている

飛行士・冒険家・実業家として様々な世界記録に挑戦し続けたスティーヴだったが、車のスピード記録の挑戦コースを探している最中に、自身の操縦する小型機で飛び立ったまま行方不明になり、1年後残骸が発見され亡くなった。

太陽光世界1周とは?

スイス連邦工科大学で動力源を太陽エネルギーとして、世界1周を目標にしている「ソーラー・インパルス」がある。世界初、気球による無着陸地球一周を成し遂げた「ベルトラン・ピカール」が主催しているプロジェクトだ。

ただしこれは個人規模ではなく、かなり大きな規模でプロジェクトの資金が豊富に存在する。ドイツ銀行、オメガ、トヨタ自動車、欧州宇宙機関などがスポンサーやサポーターとして名を連ねており、現在は2号機がある。

出典:世界一周、27億円の追加資金必要=バッテリー故障のソーラー機

太陽光を動力に世界一周飛行に挑戦中のスイスの飛行機「ソーラー・インパルス2」の支援チームは28日、計画を成し遂げるには2000万ユーロ(約27億3000万円)の追加資金が必要になったことを明らかにした。

なんとも豪快なニュースが飛び込んできた、プロジェクトの資金として追加で日本円にして27億円必要だというのだ。150人の人件費代も大幅に時期をずれ込み必要になったからだそうだ。

太陽の恵みを浴びて、エコで時間をかけて進む・・・のではなく、かなりの資金をかけて挑戦するというもので、大企業がバックについている、といってもかなりの追加資金はさすがに想定外でしょう。

太陽光を車の上に載せて、日本を回るなんていうエコな企画が日本であったが、まるっきり逆です。はたして膨大なお金をかけて達成できたとして、達成感はあるのでしょうか。27億もあれば、普通の航空機で世界1周できそうな気もしますが、あくまでも太陽光にこだわるなら仕方が無いということでしょうか。

家の屋根などに載っている太陽光パネルもそうですが、実際はパワーコンディショナーやメンテナンスの維持費にお金がかかり、パネルの耐久度もどうなるか予測がつきません。通常の太陽光パネルでは発電量が弱く、航空機を動かす電力が足りないのでお金もかかってくるのではないでしょうか。