散髪・美容院・床屋・理髪店・理容店と呼び方は様々ですが似ているようでサービスも異なり、様々なタイプのお店があります。高くてサービスが良いお店・安くてサービスが整っているお店・ものすごく安いお店、この3パターンがあるならどこへいくと気持ちよく節約できるのでしょうか。
1:男が行くそこそこ値段が高い美容室
高いといってもここでいう高いは「4,000円~5,000円」の価格設定がされているところです。2ヶ月に1回行く場合、年に6回で「24,000円~30,000円」かかる計算です。
まさにおしゃれな美容院、そこは雑誌にも掲載されたこともある場所で、概観を見ると少々入りづらいが自然の木をあしらった装いで、待合室ではおしゃれなソファーが出迎えてくれます。
席で待っていると、若い夫婦で切り盛りしているのか綺麗な女性とイケメンの男性が働いているのが見えます。完全予約制で男女どちらのスタッフに切ってもらうか、予約段階で聞かれます。待合室にてカウンセンリングをし、どのように切るか染めたりパーマをすると金額は「万」はいきますが、具体的な方法やスタイリングは普段どのようにしているかなど、事細かく聞かれます。
切ってもらう椅子では隙間から外を見渡すことも出来る開放感で、時間をかけてじっくり髪を切ってくれます。髪を洗うのも丁寧で、切っている間に、おしゃれな雑誌を読みながらセンスのある音楽が店内にかかっています。
もちろん腕前もかなりのもので、ここで切ると他の人からの印象やウケが異なります。対応も丁寧で、終わった後は外まで見送りに来てくれます。
お客の割合は女性が7割といったところ、しかし店員が2人である以上お客の数も少なく静か。常連になると毎回どのようにオーダーして、どのようなカットをしたのかデータで管理され、次に行くと前との違いなどの話がすぐにできます。それなりの値段がすること以外は特に問題は無いでしょう。
2:男が行くそこそこ値段が安い美容室
チェーン店で値段が比較的安く「2,000円~2,500円」の価格設定がされているところです。2ヶ月に1回行く場合、年に6回で「12,000円~15,000円」かかる計算です。
概観は綺麗で、内装も女性が多いと思われるだけあり綺麗に掃除が行き届いています。チェーン店で受付にて、会員証を出し簡単なコース(カットだけかなど)を伝えて、荷物はロッカーが用意されています。
定員同士の掛け声も大きく、髪を洗うたびに「お疲れ様でした」と言うと他の店員も「お疲れ様でした」というくらい定員も若い男女のスタッフが多く、活気があります。
順番が来て座ると、話しかけてきて要望を伝えるとすぐに手際よく切っていきます。髪を洗う専用のスタッフがおり、丁寧に対応してくれます。
腕前はスタッフにより結構な差があります。切りすぎてしまうこともあれば、いい感じにセンスが光る場合もあります。スタッフの指名は出来ませんので、こればかりは誰に切ってもらうか運でしかありません。
お客の割合は9割が女性で、休日ともなればお客も多く少し恥ずかしくなります。お客は女性9人いて男性は1人です。しかしスタッフの半分は男性で、特に差別や区別無く接してくれます。大手のチェーン店ともあり、教育は行き届いているようです。
行くたびにスタンプを押してくれて、スタンプが溜まると施術料金が割引になります。特に予約をする必要が無いので、外から見て空いてそうなら入ればいいだけです。
3:男が行くかなる値段が安い理容室
チェーン店で値段がかなり安く「1,400円~1,800円」の価格設定がされているところです。2ヶ月に1回行く場合、年に6回で「8,400円~10,800円」かかる計算です。
外装は普通で内装もなんてことはない、ただの床屋です。スタッフは男性のみでお客も男性のみです、店内に入るなり席に座るように支持されます。「いらっしゃいませ、はいどうぞ」と、対応はかなり暗い印象を受けます。コートを脱ぐと、「かけましょうか?」と少し面倒そうな顔をします。眼鏡入れは無言で顔の前に持ってきます、早く切りたいのでしょうか。
どのようにするか伝えると、そそくさと髪を切り出します。店内では少し古い曲がかかり、スタッフ同士奥で馴れ合っているのが聞こえます。切った後に「どうですか?」と聞かれたので、もう少し切ってほしい旨を伝えると、面倒そうな顔をして切り、切った後はもう「どうですか?」と聞かれずに勝手に終了と判断されます。
髭剃りと洗髪(それぞれ別途料金が必要)はそれぞれ違う人が担当します。しかしその2人共手つきが粗く、髭をそってもらった後は少し顎がヒリヒリします。洗髪はもちろん前かがみで洗う形式で、タオルは乾いたタオルを「はい」と渡されます。
スピードが速く、ものの15分から20分で全ての作業を終えてしまいました。スタンプカードや会員証は無く、会計を終えたら元気があるのか無いのか分からないような声で「ありあとござっした~」と言われました。
選ぶポイントは対応と値段
本来であれば、最初の対応がよくおしゃれで高いところに決めたいところですが、節約をする上でかなり値段は重要なポイントです。1番安い店は対応が雑で、「次も行きたいな」とは思わず、髭剃りと洗髪を頼むと2,000円近くになってきます。
真ん中の値段では、女性が9割で男性には少し居心地がよくありませんが、スタッフの対応はいい感じです。そのことからも「男が行くそこそこ値段が安い美容室」が妥当であるという判断をしました。
女性が9割は我慢をして、出来るだけお客の少ない時間帯を狙います。幸い外から待合室の人数は確認できるので、空いている時間帯にいけば問題は無いでしょう。1番安いところは、いくら安いといってもストレスになるようでは困ります。費用と精神面を総合して判断すると、対応の良い安い2番目でお金を節約して髪を切るのが無難という結論に至るのです。行きやすく、気持ちの良い、そんな安いお店を何件も行ってみて、是非探してみてください。