「幼稚園」と「保育園」で働く際に大事な給与の話

20161028-1

ちっちゃい子が好き、子供と遊ぶのが好き、そういう方が目指すのが幼稚園や保育園の先生です。正社員で働く場合もあれば、パートや契約社員といった場合も多くあり働いているほとんどが女性で構成されています。「忙しい」「楽しい」「大変」「やりがいがある」と言われていますが、もらえるお給料はどうなっているのでしょうか。

幼稚園と保育園の違い

最近では幼稚園と保育園を一体化する「幼保一元化」の動きもありますが、ほとんどが明確に分かれているのが現状です。どこがどう異なるのでしょうか。

【幼稚園】
・文部科学省の管轄
・3歳から小学校前まで
・1年間39週の保育を下回らないこと
・クラスは35人以下
・給食は任意
・保育者の免許は幼稚園教諭が必要

【保育園】(保育所とも言う)
・厚生労働省の管轄
・0歳から小学校前まで
・1年間の保育数に規定は無し
・保育士1人当たり、0歳時3人、1-2歳時6人3歳時20人等
・給食は義務
・保育士の資格が必要

それぞれ省庁の管轄が異なるので、幼稚園の先生が保育園の先生にという事は出来ません。保育園は両親が面倒が見れない状態の場合に限り、預けることが出来ます。幼稚園は特に規定はありませんが、お受験で人気の高いところでは面接やテストに受かる必要があります。

第三十九条  保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が二十人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く。)とする。

出典:児童福祉法 電子政府の総合窓口

第二十二条  幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。

出典:学校教育法 電子政府の総合窓口

日本の法律では上記のように定義されています。幼稚園と保育園は役割が異なるのです。保育園は親に代わり生活を見ることに重点が置かれているのに対して、幼稚園では勉強などの学習に対して重点が置かれています。

幼稚園の先生の仕事

幼稚園の先生の大まかな仕事の流れは以下のようになっています。

・出勤 クラス環境確認
・バス乗車 当番制度
・子供登園 保育
・昼食
・子供降園 バス乗車
・幼稚園に帰る
・全体の打ち合わせや事務作業
・個人の事務作業
・保護者への連絡
・翌日の準備

他にも掃除や企画書、クラス便りを作ったりとやることはたくさんあります。

幼稚園の先生の給料は?

新卒で初任給が約18万円が平均ですが、幼稚園教諭の免許では一種と二種がありそれによって差が出る場合があります。数年後には25万前後でボーナス込みで300万円を超えるといわれています。しかしそこからはほとんど伸びず、昇給はほぼ見込めません。

しかしそれは都会の話であって、地方では初任給は15万円前後となります。手取りで12万円あるかないかが現状です。私立は特に厳しく、公立は待遇が良いですが倍率がすごく高く難関です。

保育園の先生の給料は?

新卒で初任給が16万円前後となります。手取りは12~13万円といったところで、中には社会保険が完備されていない場合もあります。都会の場合は数年働くと20万円前後になる場合がありますが、地方では昇給もあまり見込めません。

基本的には幼稚園の先生の方が給料は高く、30歳を超えないと300万円の壁も中々越えられません。

結婚してからは続けられない

ほとんどの女性が幼稚園・保育園問わず結婚で辞めていきます。子供がいれば余計に家庭に手が回らなくなる状況で、仕事は忙しく家に帰っても忙しい状態が続きます。地方では少子化の影響で競争が激しく、経営難の園も増えています。アルバイト・パートとして時間給で働いても、地方ではスーパーのレジより給料がマシというレベルです。よほど仕事が好きなら別ですが、生計を立てるにはそれなりの根気が必要です。

保育士の資格は幼稚園の資格よりも比較的簡単で、幼稚園教諭の免許があれば保育士の資格の一部が免除になるくらいです。すぐに使わなくても資格を取るだけはしておく方も増えているのが現状です。