極限までリスクを減らした投資方法には何があるのか?

20161010-1

投資にはリスクが付きもので、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンとはよく言われたものです。世の中にはうまい話は存在しませんので、現実的な目線からリスクのほとんどない商品を探してみましょう。

個人向け国債

国債とは日本国が発行する債券の事で、買い手から国が借金をしているというものです。国債を買うと国にお金を貸して、その利息を受け取ることが出来るのです。通常は年に2回利息が支払われ、それが満期まで続きます。満期とは1年国債なら1年後に、5年国債なら5年後に償還日が設定されて全額戻ってくるというものです。

日本国債の安全性はとても高く、世界の格付けを見ても評価されています。日本が崩壊でもしない限り、安全性はほぼ確保されています。とりあえず円があって、円で資産運用を極限までリスクを抑えたい場合に候補に上がるのは間違いなく個人向け国債なのです。しかし解約については注意が必要です。

中途換金するときの換金金額はどのように計算されるのですか。

第3期利子支払日以降に換金する場合
額面金額+経過利子相当額-直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685

出典:中途換金について 財務省

ただし安全性が高すぎて利息はほとんど付きませんし、10年国債の場合は10年後にお金が戻ってくるため動かすことが出来ない点に注意が必要です。国債は途中解約することができますが、中途半端に解約すると利息が吹っ飛んでしまいます。

銀行の定期預金

次にオススメするのが定期預金です。ペイオフで元本+利息で1,000万円まで補償されていますが、それ以上の金額を預けると万が一破綻した際は戻ってきません。破綻した場合は、金融機関の財務状況によって一部支払われる可能性が無いこともないですが、そもそも財務状況が悪いから破綻するのであって期待しない方が良いでしょう。

いくつかの銀行に分散して定期預金を申し込むのが安全で、新しい銀行やネット銀行よりかはメガバンクが比較的安心して預けることが出来るでしょう。

短期間でよいのならキャンペーンをしている銀行に、定期預金として預けるのも手です。

確かにメガバンク・地方銀行問わず低い金利水準ですが、ネットバンクや地方銀行で頑張っている銀行があります。金利差が20倍も30倍も異なる場合、思い切ってメインバンク・サブバンクを変更するという手がありますが、本当にお得になるのでしょうか。

出典:定期預金の金利差が「30倍」もあるのは、本当にお得なのか?

なにも5年や10年の定期預金が1番良いかと言うとそうでもありません。中にはキャンペーンとして期間限定で諸々の条件はありますが、3ヶ月や6ヶ月といった短期の定期預金も魅力的な場合があります。

国債の投資信託を選ぶ

個人向け国債とは異なり、投資信託のファンドが「個人向け国債」だけで運用している投資信託です。地方債券・公社債など他の債券に投資する可能性もある場合が多いでしょう。

個人向け国債と同じように1万円程から購入できる手軽さがあります。しかし投資信託の最大の利点は、いつでも換金・解約が可能という点です。満期という概念が存在せず、流動的なのです。

しかし買い付け手数料や信託報酬・信託財産留保額が発生することから利回りは限りなく低くなります。ポートフォリオに「20年国債」が占められていようと、実際には国債を購入した方が良いでしょう。

リスクの無い投資方法は無い

FXやオプション・先物などはリスクが高いので論外として、債券も国によってはリスクが高くなる可能性があります。日本という国だからこそ日本国債が注目されるのであって、ギリシャ国債のように破綻危機に陥る国の国債まであります。リスクの無い投資とは「お金を増やす投資」ではなく、「お金を守ってもらう金庫へのお金の入金」という言い方が正しいでしょう。