ソーシャルレンディングの現在の運用状況と今後の方針について

皆さんはソーシャルレンディングというのをご存知でしょうか。
簡単に説明すると、昔テレビでやっていたマネーの虎のような投資スタイルです。
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例を挙げると、ある事業を立ち上げたいと考えているが、経験が浅いため銀行が融資してくれない。
さてどうするか、といった事業に対して融資する事を言います。
こういう案件があるのだけど、投資したい方を募集します、金額は○○円からで運用期間は○ヶ月で、利回りは○%です、という感じです。

もちろんその事業にも様々なものがあり、不動産でマンションを建てるための費用であったり、中小企業の事業運転資金で有ったりとハイリスクからローリスクまで様々な事業への融資が存在します。

なにがリスクかと言うと、きちんと投資した資金は利子を含めて返ってくるのかということです。

そこで見ていかなくてはいけないのが「担保」です。
いくらソーシャルレンディングの会社が審査しているといっても、事業自体は事業者の腕ややる気、運も絡んでくるでしょう。

何かおこったとき、例えば延滞程度ではまだマシですが、デフォルト(貸倒れ)などは非常に怖いものです。
そこで担保として不動産など現物資産を押さえておけば、何かあったときにそれを売却して投資家に返すことも出来るというわけです。もちろん全額返ってくるかは分かりません。

投資にはリスクがつきもの、利回りとリスクを天秤にかけて投資をおこなっていきます。

ではどういった会社のサービスがあるか、いくつか挙げてみます。


maneoマーケット株式会社

いわずと知れたソーシャルレンディングの先駆け的存在です。4月26日現在の登録ユーザー数は29,195人とのことで、ソーシャルレンディングのサービスでは最も多いのではないでしょうか。

現在は不動産担保付きローンファンドや、事業性資金支援ローンファンドなどが主体です。
利回りは5%~6%が多く、中には最大で8%近いものもあります。
ただし、担保や保証などに違いが有りますので、どこまでリスクが取れるかとなります。

投資履歴というものが見れるのですが、中には1案件に数百万や数千万投資しているつわものもいますが、担保無し保証無しでデフォルトしたらどうなるんでしょうか、金銭的な余裕がある投資家でしょうか。

https://www.maneo.jp/

日本クラウド証券株式会社

5%台の案件がほとんどのクラウド証券、こちらも比較的最近出来たサービスです。
不動産担保型ローンファンドや中小企業支援型ローンファンドなど、maneoと似ているファンドの投資スタイルです。運用期間が6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月とあり、自分でリスクと利回りが調整できるのが面白いところ。
ただし、入金や投資する為の方法に若干の手間がかかるため、応募状況は落ち着いた印象を受けます。

https://crowdbank.jp/

ラッキーバンク・インベストメント株式会社

出来たばかりのサービス会社です。まだ会員数、投資案件ともに少ないので情報は少ないですが、利回りが8%台と非常に魅力的ではあります。ただし利回りの高さは裏を返せばリスクも高いということ、今はあまり利益を取らず投資家に還元しているからか全体的に利回りが高いです。そこは担保や保証で少しでもリスクを減らしてるのが魅力です。
不動産評価システムによる調査があり、担保物件調査報告書や査定額などが公開されているのが良いですね。

https://www.lucky-bank.jp/

さて以上3社をご紹介しましたが、現在3社ともに投資を行なっています。

現在の投資金額は計900,000円で、最近はじめたばかりですので今後の動向をレポートしていく予定です。目標利回りは5%以上を見込んでいます。

株や投資信託を運営していく証券会社と違い、各サービス会社への入金や、そこからの払い出しには手数料がかります。

投資する際はある程度まとまった額を入金しないと、思ったより利益が出ない可能性があるので注意したほうが良いでしょう。