秋田県の人口減少が日本一ヤバイ、高齢者も減っていき街が消える現実

出典:美の国あきたネット

秋田県といえば何を思い浮かべるだろうか、東北地方で「なまはげ」などのお祭り行事や「秋田こまち」でお米が美味しいのが印象的だろう。田舎が多く、田園風景が広がり昔のよき日本の故郷といえば聞こえはよいが、人口減少が洒落にならなくなってきた。

秋田県ってこういうところ

秋田県といえば何を思い浮かべるだろうか、近隣の県在住ならともかく離れていたり都会から見ると「なまはげ」や「秋田こまち」「きりたんぽ」しか思いつかないだろう。

統計でこういう結果がある「秋田県といえば浮かぶものランキング」だ。7年前の統計だが、今とあまり変わらないのではないだろうか。

1位:なまはげ
2位:あきたこまち
3位:きりたんぽ・きりたんぽ鍋
4位:秋田美人
5位:秋田犬
6位:秋田新幹線・こまち
7位:ハタハタ
8位:十和田湖
9位:男鹿半島
10位:稲庭うどん

出典:秋田県といえば浮かぶものランキング

なまはげ」とは大晦日に行われる、伝統的な民族行事だ。「男鹿(おが)のナマハゲ」として重要無形民俗文化財に指定されている。「悪い子はいねがー」「泣く子はいねがー」といって、子供がないている様子がテレビ番組でも見かけるだろう。

トヨタから秋田県限定で、カローラの特別仕様車「なまはげ」が出ていたのだとか、秋田県限定ってところが地域愛を感じます。

お米やうどんなどの食べ物も強い。秋田犬は柴犬に似ているけど、最近は大型犬を買う方が少なく小型犬を室内で変われる方が増えている影響で、あまり見かけなくなりました。昔に比べて猫派も増えましたからね。

秋田県の人口は約102万人で、平成21年からまもなく2016年の現在は佐竹敬久知事が先頭に立っています。

大学などの教育機関も「秋田大学」「国際教養大学」「聖霊女子短期大学」「秋田県立大学」「秋田公立美術大学」など学ぶ場所は少なくはない。

テレビ局は全国唯一で、JNN系列(TBS)の放送対象地域外となっているが県境やケーブルテレビ再放送などで視聴はできるようだ。

秋田県の人口は減り続けている

20151211-2
全国的に少子化で高齢化が止まらないが、秋田県でも特に減少率が高い。下記は秋田県が公表している県の人口調査だ。

平成16年:約115万人
平成17年:約114万人
平成18年:約113万人
平成19年:約112万人
平成20年:約110万人
平成21年:約109万人
平成22年:約108万人
平成23年:約107万人
平成24年:約106万人
平成25年:約105万人
平成26年:約103万人
平成27年:約102万人

出典:秋田県の人口と人口動態 秋田県企画振興部調査統計課

今後、本県の人口は減少を続け、平成32年に95万9千人となり、100万人を切るも のと推計され、平成52年には70万人に減少し、65歳以上人口の割合は43.8%となって、 ますます高齢化が進展すると見込まれています。

出典:秋田県人口の現状と将来  秋田県企画振興部調査統計課

毎年のように減り続け、現在は102万人となった。ここ10年間で13万人も減少しているのだ。1990年頃は約120万人を超えていたというのだから驚きだ。

人口が約102万と東北で最も少ない秋田県は、全国最速のペースで人口減少が進む先行県でもある。2040年には70万人にまで落ち込むとの国の推計が出て以降、動揺が広がった。

出典:<人口激減の足音>相続契機に首都圏へ

ここで気になった言葉が「全国最速のペースで人口減少が進む先行県」との文字だ。更に相続人が都会にいることが多いので、県内の資金が流れていくのが目に見えているそうだ。

1度東京などの都会に出てしまうと、跡継ぎや後継者として田舎に戻ってくる可能性は少なく、どんどん悪循環に陥っているのが現状だ。他の県でも言える事だが、田舎では仕事や生活で不便を感じることが多く、今の若者が生活するのは中々に苦しい。

金利優遇等で地元の地方銀行も、何とか秋田県でお金を定着させるのに頑張っているそうだが、人口の減少の歯止めがかからず加速していく県では厳しくなっている。銀行がうまくお金を集められないと融資なども難しくなり、企業の設備投資も難しくなり、働く会社も増えないという悪循環になってしまう。

問題は25年以降、高齢者数も減少に転じる局面だ。松渕所長は「地方創生の総合戦略に取り組むこの5年間が正念場。人口減に歯止めをかけ、地域で稼ぐ力を高めて雇用を増やしていかなければ経済活動の縮小が加速する」と警告する。

出典:<人口激減の足音>相続契機に首都圏へ

2025年以降は高齢者も減少というから驚きだ、よっぽど減少率が激しいのだろう。地元で魅力的な仕事などの雇用環境や、住んでいくためのスーパーや衣食住の環境を整備し住みやすい子育てしやすい環境を作らなければ、今後街から人がいなくなっていく地域も増えるだろう。

個人的に1番重要なことは「仕事」だと思っている。魅力的な働き口が無いからこそ戻ってこないのであって、仕事があっても年間休日80日とか、給与が大卒なのにアルバイト並みや、黙々と働く工場などしかなければどう思うだろうか。多少金銭的につらくても、将来に希望を抱えて都会に出る若者の方が多いだろう。難しいことだが、都会より魅力的な仕事を地方に作ることが、定住者を増やす1番の近道ではないかと思う。